『鬼武者 WAY OF THE SWORD』考察!歴代シリーズを「月」が繋ぐ「2つの世界線」

こんにちわ、狛犬と申します!

今回は、『鬼武者 WAY OF THE SWORD』の考察をしてみようと思います!

作中に登場する『道狂』という存在が、『かぐや姫』と囁かれる理由。

そして、『月』が繋ぐ、『2つの世界線』を中心にお話していこうかなと!

公式では、今回の鬼武者と旧作品はまったく別の物語として、『再構築』されたものとされています。

なら、どこを『起点』にして再構築されたのか?

もし、僕自身が鬼武者というシリーズを再構築するなら、どこを起点にするか?

そういった視点と、『鬼武者 WAY OF THE SWORD』の世界観を現実の民俗学、そして歴代シリーズを織り交ぜながら、語っていこうと思います!

さっそくどうぞ!!

※ネタバレ要素あり、あくまでも個人の感想や考察で、説明が難しい部分も多分にあるので、一個人が鬼武者のシナリオを再構築したらこういう設定になった、ぐらいのつもりでお読みいただければ幸いです!

そもそも鬼の一族とは何者か?(現実の民俗学とのシンクロ)

まずはじめに、『幻魔』と『鬼の一族』を分けて考えることを僕の中で捨てました!

現実的な目線で見ると、鬼も幻魔も魑魅魍魎、『妖怪』という区分になります。

しかし、その妖怪の中でも鬼という存在は、異質な存在だったのかなと!

現実の歴史において「鬼」とは…

大和朝廷、いわゆる中央政権に服従しなかった地方の豪族(温羅など)。

高度な製鉄技術を持った鉱山師(特殊能力)。

あるいは社会、世界から排除された人々(鬼の子・忌み子)。

そういった異端の存在達に、鬼というレッテルが貼られて、現在も妖怪として語り継がれています。

『鬼武者』における「鬼の一族」もこれと一致するんですよね~

彼らは地獄(魔界)という拠点において、主流派である幻魔(マジョリティ)に服従しなかった「異能のアウトサイダー(マイノリティ)」。

幻魔をも凌駕する独自の高度な技術を持っていたがゆえに恐れられ、幻魔の王によって地獄の歴史の表舞台から消し去られた「滅びの歴史」を持っているとも読めるんですよね!

この滅びを回避したか、そうでないかが『2つの世界線』の分岐点だと、僕の中で考えています!

僕ならそこを起点に、物語を再構築するかなと!

源義経の勝敗が分岐させる「2つの世界線」

僕の中で、この鬼武者シリーズを分岐させようと考えるなら、源義経が幻魔王に打ち勝った世界と、敗れた世界に分けます!

時代的にも、鬼武者シリーズの中で、源義経がいた時代が一番古いですからね~

その時間軸から枝分かれした、パラレルワールド的な目線です!

【世界線A:義経敗北ルート(ナンバリングの正史)】

1つは、義経が幻魔王フォーティンブラスに敗れ、吸収された世界線です。

こちらが、旧作の鬼武者シリーズになります。

鬼の一族は滅亡し、その力は「遺物(篭手)」として人間に託され、または鬼と交わり、その力と魂を受け継ぐ、明智左馬介、柳生十兵衛、そして蒼鬼(結城秀康)へと繋がっていく世界です。

ちなみに、篭手がなくても魂を吸収できる十兵衛や蒼鬼は、鬼の系譜だからだと思われます。

義経も体内に篭手を宿し、ラストバトルで右手の甲の模様から魂を吸収していたので、柳生十兵衛などにも繋がります。

そして、鬼武者1で明智左馬之助が幻魔界へ向かうために通ったのが、地獄門。

門の管理者が、幻魔の世界線ですね!

【世界線B:義経勝利ルート(WAY OF THE SWORDの世界)】

こちらは、義経がフォーティンブラスを破り、篭手に吸収(封印)した世界線です。

一時は、鬼の一族が地獄を管理することに成功しますが、強大すぎる力を得た義経自身が暴走し、一族は壊滅状態へと向かってしまう世界。

その義経が暴走を始めた頃に出会ったのが、道狂であると考えました!

この辺りは、また後ほど説明します!

そして、そんな世界線の主人公に選ばれたのが、宮本武蔵なのかなと!

こちらの世界では、鬼の一族と小野篁が、地獄の扉、鬼門を護っています。

こっちは門の管理者が、鬼の一族の世界線ですね!

義経と道狂が狂った理由

義経と道狂。

2人が狂った理由は、この2つの世界線が『朧気』に重なったからだと、僕の中で考えました!

(この”朧”というのも重要な点ですが、今回は深掘りしません!)

そして、義経=フォーティンブラス説。

2つの世界線の記憶(自分が勝った世界と負けた世界)が無意識の内に朧気に交錯し、時空の既視感(デジャヴ)に苛まれたからでは?

義経が血で血を洗う乱世、『赤』を求める理由が、フォーティンブラスに吸収された自身を破った存在である、赤き鬼武者。

そして、黒き鬼との再戦を無意識の内に望んでいるからではないか?

道狂=別の世界線のかぐや姫説。

道狂が舞い降りた世界が別の世界であったから、月からの迎えもなければ、墜とされた理由も分からないのではないか?

帰る方法を、人、鬼、幻魔を使って探しているのではないか?

この2人の動機が、別の世界に求めるものがあるという視点で見たときに、協力関係を築くのにも頷けるんですよね~

あと、別記事で義経=ヒロアカのオールフォーワン説を喋ってるんですが、オールフォーワンは個性因子に残る人の声を聞いているので、微妙に被るんですよね~!

ここでは深掘りしませんが!

篭手を籠手と読む /「籠」という漢字に隠された伏線

本作の象徴である武具、鬼の「篭手」を「籠手」と読んだ場合。

「龍」と「竜」は、漢字の字体(書き方)が違うだけで、意味や表す生き物(りゅう)に本来の違いはありませんが、龍のほうで「籠」の漢字を分解すると、見えてくるものがあります!

「籠」の読み方は、「かご」や「こもる」と読みます。

そして、分解すると「竹」と「龍」ですよね?

これらが鬼の篭手の構造を示しているのではないか?

とも解釈出来るんですよね!

また、かぐや姫は『竹取物語』、つまり、『竹』の中から生まれます!

竹の中に宿る、吸収という見方をすれば、その技術は本来、月の住人の技術です。

これなら、道狂が鬼の篭手を作れても、何ら不思議ではありません。

しかも作中で道狂は、肉体に鬼の篭手を埋め込むという話を義経としています!

どこか繋がる気がするんですよね~

そして、『龍』のほうです!

龍 = 鬼武者1のラストで戦う白き竜「フォーティンブラス」に繋げます。

すると「篭手」とは、「月の技術(竹)」を用いて「白き竜(フォーティンブラス)」を閉じ込める(封印する)ための器とも解釈できるんですよね!

また、篭手の形状がフォーティンブラスの頭部を思わせ、白銀の「月の色」をしているのにも繋がってくると思います!

あと、鬼の武具の発現に、龍玉を篭手に嵌め込んで力を引き出す点。

この龍玉という力も、元々幻魔界にいた、フォーティンブラス以外の別の龍の力、または創造神であるフォーティンブラスが生み出した高等幻魔の力ではないかと個人的に考えています!

雷を司る龍、炎を司る龍、風を司る龍など。

ちなみに柳生十兵衛は、龍の祠にて鬼武具入手。

そして、フォーティンブラスは新・鬼武者では『創造神』という扱いです。

また後ほど補足しますが、篭手がフォーティンブラスの頭部を模しているなら、『再生』を象徴しているかもしれないとも読める。

新・鬼武者にて南光坊天海(左馬之助)が、鬼の篭手を身に着けて、「冥府の手前より戻ってきた」という発言。

これが、鬼の篭手により一命を取り留めたと解釈すれば、鬼武者WSにて武蔵と巌流が篭手により復活するのにも繋がるんですよね!

「義経=フォーティンブラス説」と色彩のメタファー

先ほども触れましたが、義経=フォーティンブラスだった場合。

作中で義経は「白い謎の男」として現れ、ひたすら「赤、赤、赤」と血で血を洗う乱世を求めます。

そして血液は時間経過とともに、黒く変色していきます。

ここに「白・赤・黒」の因果のループが見えるんですよね。

白(始まり)の何色にも染まらない純粋な狂気を持つ「白い男(義経)」。

『新・鬼武者』では、フォーティンブラスが「白い紳士」の幻影として現れる点とも一致します。

その「白い紳士」を感じ取った天海(左馬之助)の発言がこうです↓

「いや、だが気配を感じた、研ぎ澄まされ、清く澄んだ、純粋な…悪意を…」

そして、義経は赤(過程)という、乱世を血(赤)で染め上げる。

そんな彼の本心は、別世界線で自分を破った「赤き鬼武者(左馬介/天海)」という好敵手との再戦を無意識に求めている。

黒(結末)、血は時間が経つと変色してドス黒くなる。

闘争(赤)の果てに行き着くのは、すべてを無に帰す「幻魔王フォーティンブラス」であり、それを討つのは「黒き鬼(蒼鬼)」です。

義経が現世に「月に届くほどの高い城」を築いたのは、月食(龍が月を喰らう伝承)のように、かつて自分を吸収した「赤き月(フォーティンブラス)」を自らの手で喰らい尽くし、究極の存在になるためだったと読む。

(※この”赤き月”に関しては後ほど説明!)

そして、その先にいる自身の対となる究極の存在、破壊の神である黒き鬼へと挑むために。

こう考えれば、究極の存在になろうとしたのも頷けますし、そこが最終目的ではなく、過程であったとも読めます!

「これからだったのになぁ…」

という義経ラストの発言とも繋がります!

ちなみに、フォーティンブラスを白き竜と見ず、白い蛇と見たときに言えるのが、『再生』の象徴です。

義経=フォーティンブラスが蘇り(再生)しているのも繋がります。

かたや和装の白い男、かたや洋装の白い男。

この辺りも、鬼武者を再構築するにあたって、重要な部分ではないかと感じました!

あくまでも僕が再構築するならの話しで、公式がそのように再構成したとは言えませんが、可能性としてなら、ありえなくもないかな~?

と思いましたね!

月の住人「道狂」の正体と、世界線Aからの「墜落」

作中屈指の不気味な存在である道狂。

彼女が武蔵に敗れた際、月を見上げて呟いた「うちが落とされた理由、教えてほしかったんやけどなぁ…」という言葉に、彼女の哀しい過去が隠されていると仮定(設定)して、過去作品や動機を見ていきます。

『新・鬼武者』の結末との繋がり

『新・鬼武者』のラストで、蒼鬼(結城秀康)は妖星(赤き月)へと向かい消えていきます!

あくまでも『赤い月』という表現は、僕が再構成する際に設定するならの話しで、厳密には作中で赤き月ではなく、『赤い星』と言われています!

それがロベルトの発言です!

「そして、創造神の魂が眠るあの赤い星…妖星を地上へと接近させる」

高等三幻魔のクローディアス、ローゼンクランツ、オフィーリアが、創造神である幻魔王、フォーティンブラスを復活させるための計画です。

これが、月が赤く染まる理由、スーパームーンや皆既月食などの、月が地球に近づく点とも重なるので、僕が再構成するなら使いたい設定になります!

また、この皆既月食などのタイミングが重なるのは非常に稀。

世界線が重なる瞬間というのも、繋げようと思えば、『渡月橋』や『朧月』を使って繋げれますし、設定としては面白いと思います!

ちなみにこの高等三幻魔の計画には、幻魔母樹という桜の樹が必要不可欠なんですが、幻魔母樹とは人間が宿った(埋め込まれた)桜の樹です。

かぐや姫説が囁かれる道狂は、竹というのも気になる点。

そして、最終的に妖星を退けた蒼鬼が辿り着いた先こそが、月の「月宮殿」と仮定してみます。

蒼鬼を月に住む美男子の怪異「桂男」の立ち位置として読む。

桂男は伝承では、仙術を学ぼうとして過ちを犯したため、月宮殿にある高さ500丈(約1,500メートル)の巨大な桂の木(モクセイの木)を斧で伐り続けるという罰を受けます。

創造神であるフォーティンブラスを打ち破った罰なのか、自らを犠牲に妖星を退ける蒼鬼とも、どこか被るように感じるんですよね。

もしくは、宇宙まで妖星を追いやり、そこで再生し続ける幻魔をひたすら狩り続けているのかもしれない。

そんなおり、同じ宇宙に佇む月の住人達に見つかったのではないかと考えてみました!

道狂の動機|蒼鬼という鬼との出会いと、その後の悲劇

元々、世界線Aの月宮殿にいた道狂は、そこで圧倒的な輝きを放つ蒼鬼と出会い、鬼の力や能力を知る(だから彼女は鬼に詳しい)。

しかし、出会った当時は頻繁に、蒼鬼(破壊の神)と幻魔とその王(創造神)の激突による余震、時空に歪みが発生していた時期としてみます。

その時期に彼女が地上へ降りたために、「義経が勝利した別世界(世界線B)」へと迷い込む。

これが皆既月食や朧月、世界線の重なりにも繋がる。

また、時空に歪みが出来るというのも、過去作に登場するギルデンスタンが『時のねじれ』というものを開発しているので、そこを再利用するのもあり!

と個人的に思うので、再構成するなら絶対使いたい設定ですね~

そして、世界線Bに迷い込んだ彼女には、月(世界線A)からの「お迎え」が二度と来ない。

なぜなら、世界が違うから。

なら、自分がこの世界に迷い込んだ当初、何があったのかを思い出す道狂。

時空の歪み…、それをこの世界で起こすことは出来ないか?

それには、破壊の神と創造神クラスのエネルギーの衝突が必要なのではないか?

その存在を生み出すことは出来ないだろうか?

自分のいた世界、その月へと帰るために、人も幻魔も鬼も、全て利用して帰る方法を模索する道狂。

渡月橋や朧月の下で、彼女が人間や静御前を使っておぞましい幻魔実験を繰り返していたのは、世界線Bのエネルギーを歪め、もう一度あの「蒼き鬼(蒼鬼)」がいた本来の世界線(月)へ還るためのゲートを開くためだったと読みます。

義経を利用した方法は悪くはなかった、新たな発見もあった、だが、癪ではあった。

なら、次に利用するものとは何か?

その義経を討った武蔵、そして、もう一人の哀れな鬼武者、巌流。

ラストで彼女が佐々木巌流を蘇らせて消えたのも、武蔵と巌流という宿命の2人を激突させ、ギルデンスタンが開発した「時のねじれ(時空の門)」を発生させたように、次なる実験の布石だとも考えられるんですよね~

あと、今作の道狂のポジションは、過去作でいうギルデンスタンです!

ギルデンスタンは、柳生十兵衛に敗れた幻魔王、織田信長を復活させるだけの能力を有しています!

その点を考えると、今後の道狂の立ち回りがどうなっていくのか見物だなぁと思いましたね~

『DAWN OF DREAMS』から『WAY OF THE SWORD』へ

最後に『DAWN OF DREAMS』の意味について。

Dawn of Dreams(ドーン・オブ・ドリームズ)」は、日本語で「夢の夜明け」や「夢の始まり」を意味しています。

主な意味とニュアンスはこう↓

• Dawn(ドーン):夜明け、暁、始まり、兆し

• Dreams(ドリームズ):夢(複数形)

• 意味:新しい時代や希望、あるいは壮大な物語や幻の始まりを比喩的に表す言葉

これらが示すのが、『WAY OF THE SWORD』の武蔵達の物語、あるいは夢(過去作)から覚めた(再構築された)世界線なのではないかという仮説に至ったんですよね!

あと夢を見るのは、月が輝き、みんなが眠る夜間です!

そして、夜明けとともに眠りや夢から覚めます!

これは、イース8のマイアの夢と世界の再構成、FF10の終わらない夢という部分からの着想も来てます!

ぶっちゃけこれは、今までのゲームにはなかった、『新しいリメイクの形』だと思いますね!

一般的なリメイクでは、キャラは変わりません、据え置きです。

追加ストーリー、映像の美麗化、操作性の向上など、そういった部分のリメイクです。

ので今回の、鬼武者を『再構築』という新たなリメイクゲームの形を、カプコンさんが生み出すことに成功しているゲームではないかと個人的に思いましたね!

まとめ|2つの世界線のリユニオン(願望)

以上!

僕の考察もとい、僕自身が鬼武者シリーズを再構築してシナリオ設定するなら、というお話でした~!

そして、僕が見てみたい気もする景色が、過去作のキャラ達との夢の共演、FF7リバースの設定にも出てくる、世界線のリユニオン(再融合)ですね!

道狂がそれを叶えてくれるかもしれませんし、そうじゃないかもしれませんww

でも、そうやってプレイヤーに妄想の余地を残してくれている部分も含めて、鬼武者というシリーズを楽しんでやろうと思ってますので、続編あるならとても楽しみですよね~!

ではでは、今回はこの辺で!じゃね!

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