『イースⅧ』感想・考察|ラクリモサから学ぶ「人間」と「世界」の循環!

こんにちわ、狛犬と申します!

今回の記事は『イースⅧ -Lacrimosa of DANA-』の感想・考察記事です!

そして、この記事は僕の中で世界平和シリーズの『中編』という位置付け。

『世界の構造』と『人間』、そして作中では『ラクリモサ』という世界の理と、それに抗う者達。

それらを軸に物語を展開し、『循環』を描いていたのがイース8というゲームだったからですね~

そんなゲームをプレイして感じた疑問を時系列順で、考察メインでお話し出来たらなと思います!

さっそくどうぞ!

※あくまでも個人の感想や考察です。下記は世界平和記事の前編になります。世界版漂流村というイメージで書いてます。よければどうぞ。

プレイ映像より
  1. 『ラクリモサ』の正体と再プレイで感じた疑問
    1. 漂流村で起こった事件!キルゴールという『悪』
    2. 一方を切り捨てずに、相反するモノをどう扱うか?
  2. 『紫水晶』の役割!アドルとダーナのイメージカラー
    1. アドルとダーナ!赤と青が象徴するモノ
    2. 赤と青が交わる・混ざると起きた変色『紫』
    3. 水晶の役割と石言葉
  3. なぜアドルとダーナの意識が繋がったのか?
  4. 各キャラの重要ワード・セリフ
    1. シスター・ニア
    2. 貴族のオースティン
    3. ヒュンメル&サハド
    4. ラクシャ
  5. 『想念』の言葉の解体
  6. 全てが循環・繋がるような設定
    1. アドルとダーナ
    2. ダーナの『未来視』とアドルの『過去視』
    3. アドル達人間の淘汰とエタニア人の淘汰
    4. ダーナ以前の進化の護り人の存在
    5. 地球は燃えていた
  7. ラクリモサを止める方法、あるいは別の選択の提案
    1. 世界の理『ラクリモサ』に干渉するために
    2. 止めるだけではダメ『ラクリモサ』の意味を読み解く
    3. ラクリモサという循環に新たな流れを作る
  8. 世界の構造『循環』と停滞することの危険性
    1. はじまりの大樹から学ぶ『循環』
    2. 循環を止めるとどうなるか?
  9. 三原色と三原理『空と海と大地』
    1. 三原理『空と海と大地』
    2. 三原色
    3. 『空と海と大地』を三原色で例えるなら
  10. 世界の再構成と『進化の女神』へ
  11. まとめ|結局、見えてきたのは『循環』のお話!

『ラクリモサ』の正体と再プレイで感じた疑問

このゲームはクリア済みなんですが、記事を書くにあたって再プレイしました!

内容は知っていますが、前回は気付けなかった疑問が、次々と出てきたんですよね。

物語の中心『ラクリモサ』という世界の理、『選択と淘汰』による種の『進化』。

今ある種が滅びることで、別の種が誕生し、世界は進化・循環していくというシステム。

滅びる世界と種、淘汰される者達がその世界で生きたことは、抗ったことは無駄だったのか?

次の世代や世界に繋がるものとは何なのか?

そして、ラクリモサとは?

という疑問の答えが物語に散りばめられているように感じます!

それらを拾いあげ、考察も交えながら説明していきたいと思います。

漂流村で起こった事件!キルゴールという『悪』

はじめに拾うのは、キルゴールという悪キャラです!

こいつが起こす事件、その背景にある彼の思想は『人間サイズのラクリモサでは?』という点。

彼の思想はまず、『悪』があるからそれに対抗する『善』が現れる、だから世界は美しく輝くことが出来る。

悪を背負う人間として当然の行動、世界を美しく押し上げる役割を担うと。

彼の思想が極端過ぎるという点は否めませんが、言っていることはラクリモサに通ずる部分があります。

『淘汰』や『選択』があるから、世界は進化することが出来るというシステムのことです。

そして、アドル達は彼の所業に当然、抗うという選択を取った。

その事件で船長であるバルバロスを失う(淘汰)が、彼の残した意思がアドルに受け継がれ、そのアドルと船長の想いを中心に、一致団結(進化)していく漂流村。

この一連の流れが、人間サイズのラクリモサになっていると思うんですよね~

ぶっちゃけこれが、戦争が無くならない理由でもあると思います。

悪さを働く私利私欲まみれの輩がいるから、それに反対する、善という存在が現れる。

そこで初めて、世界に悪が蔓延らないように良くしたいと願う『平和』という概念が生まれる。

この話は長くなるので、ここで切りますが、頭の片隅に置いてもらえれば!

一方を切り捨てずに、相反するモノをどう扱うか?

ラクリモサやキルゴールもそうですが、生と死、善と悪、そして、アドルやダーナが希望と絶望の『間』で抗うという点。

生と死を繰り返すから、『進化』が生まれる。

善と悪があるから、『平和』という概念が生まれる。

希望と絶望があるから、人は『人間』でいられる。

そして作中では、過去を知り、未来への道を切り開くために『今』を抗う。

みたいに描かれています。

ここまで考えて出てきた物語の重要な要素は『相反するものをどう扱うか?』だと思うんですよね!

そこを考え続けたのが、ダーナという存在だった。

ダーナはラクリモサをただ黙って受け入れるということをしなかった。

かといって、ラクリモサを完全に消滅させようとしたわけでもない。

世界の理と、人間の生きたいという意思を見事に調和させた存在なんですよね!

その調和までの物語が、今回のイースで描かれているわけです。

『紫水晶』の役割!アドルとダーナのイメージカラー

2つ目に拾ったのは、アドル達が使う水晶の石言葉と、アドルとダーナのイメージカラーです!

本来、水晶とは透明なものですが、なぜ作中では『紫』なのかというのと、その役割や機能をアドルとダーナの象徴カラーからお話していきます!

あと、この『色』というフィルターは結構使うので、頭に置いておいてほしいです!

アドルとダーナ!赤と青が象徴するモノ

まず、アドルのイメージカラーは『赤』、ダーナのイメージカラーは『青』になります!

色にはそれぞれ象徴となるものがあって、まずはその点から。

赤色の象徴・・・情熱、エネルギー、生命の象徴

青色の象徴・・・冷静、知性、未来の象徴

この色が持つ象徴という視点から2人を見たとき、すごく腑に落ちたんですよね。

アドルは冒険家でエネルギッシュ、冒険に情熱を燃やしていて、生命の力強さそのものです。

一方ダーナは基本的にどんな状況でも冷静、落ち着いて対処しており、未来を視るという能力とその知性から周りが驚くような解決策を取ったりします。

作中での2人の共通点は『好奇心旺盛』だという部分ですかね。

でもこれがあるから問題が起こったときに、2人とも思考を止めないで、考え続けることが出来るんだとも思います。

そんな2人が水晶や夢、あるいは時を超え、交わって起こったのは色の変化です!

赤と青が交わる・混ざると起きた変色『紫』

赤と青を混ぜると、紫色に変化しますよね?

そして、そんな紫にも象徴があります。

紫色の象徴・・・高貴、神秘、精神性

これはダーナがアドルと時を超えて交わったことで、『進化の女神』に至ったこととも関係しているように感じます。

高貴な存在、女神へと進化したダーナが世界の理自体に干渉、神秘に触れることができるようになったのも、別の色に変化することが出来たからという風に捉えることができます。

水晶の役割と石言葉

続いて水晶の役割と石言葉について。

水晶の石言葉はこうです!

『純粋・無垢・調和・完全・万物との調和』

しかし、作中では紫の象徴も内包されているわけです。

この『紫水晶』が非常に重要で、単なる回復ポイントや転移先というだけで使わず、アドルとダーナ、過去と未来を行き来する…

その行為が巡り巡って、ラクリモサを止めることに繋がったのなら、水晶の石言葉も、紫の色の象徴も、どちらもしっくりくるんですよね!

ここまで設定を作りこんで制作されたゲームなのかは分かりませんが、もしそうだとしたら、凄い作りこみだなと思います!

作中では、地中の理力が結晶化した水晶石と説明されるんですが…

僕の中で浮かんだもう一つの仮説が水晶の「水」です!

霊能者の間では水は異なる世界を繋ぐ、または水鏡として映し出すと言われてます。

そこを考えた場合、過去と未来の世界を繋ぐのも頷けます。

あと、鏡の性質は本来『反転・反射』です。

先ほどこのゲームは『相反するものを扱う』という表現をしましたが、ここも接続可能だと思うんですよね~

この『鏡』というフィルターも後ほど使うので、頭の片隅に!

なぜアドルとダーナの意識が繋がったのか?

プレイ映像より

3つ目に拾ったのは、そもそも『なぜアドルとダーナの意識が繋がるのか?』という点!

いくつか理由は考えられます。

お互いが『進化の護り人』に選ばれるという点、実際に選んだのはダーナなわけですが…

僕の中でダーナはアドルの前世、もしくはツインレイ説が浮上します!

ツインレイとは魂の片割れ、元々1つだった魂、多くの場合は男女のペアで、出会うと強い引力(セイレン島へ)や懐かしさを感じると言われています。

そしてツインは双子、レイは光や光線を意味し、同じ光から生まれた存在。

進化の護り人の条件が、この世で『最も光り輝く魂を持つ者』でしたよね?

そういった点からこの説が浮かんだんですが、進化の護り人はアドルで6人目なわけです。

物語終盤で登場する想念の水道橋も6、そして人間の苦悩・輪廻転生を描いた六道の地図も6になります。

ここで、ダーナの発言です!

「護り人のみんなが私を見る目…まるで自分自身を見守るような目をしてるから…」

ここでツインソウル説浮上!

ツインソウルとは1つの魂が複数に分かれることを指し、この物語の場合は6つです!

前世でもあるし、元々1つの魂でもあると説明できます。

そして物語が進むと、世界は『大地神マイア』の見る夢だということがダーナ編で判明。

でもダーナは例え誰かの夢でも「私達の意思は本物」と発言。

さらに、「自分の納得するまで、私は”私”を諦めない」と発言するんですよね~

「私達を受け継ぐ存在が現れる、全て無駄じゃない」と!

ここから、ダーナがアドルを知るきっかけに戻ります!

「夢のようで、予知のような…”私”は見知らない赤毛の剣士として行動していたの」

アドルも一緒です!

マイアも夢でラクリモサに抗う者達を、後に女神になるダーナも、夢でラクリモサを共に止めるアドル達を見る。

全てが繋がっているように感じるんですよね~

各キャラの重要ワード・セリフ

4つ目に拾ったのは漂流村の人達や、仲間のセリフです!

ラクリモサや世界、人間や進化、物語を紐解くうえで結構重要なことを言ってます!

シスター・ニア

「神に身を委ねる前に、まずは自分たちの力を信じて行動することが重要だと…」

「そしてその抗う姿勢こそ、神が我々に求めておられることではなかろうかと」

この言葉はアドルやみんなが、自らの力で生きようとする意思や行動、作中での、生きようとする意志である想念を見て、そう思えるようになったシーンです!

これは思考の現実化に近いものがあります。

自ら考え、実際に行動に移すことが出来れば、その行動を見た人達の心を動かし、考えたことを現実化していくための力を貸してくれるというものです。

貴族のオースティン

「僕は貴族ということもあって、自分が特別な存在だと思っていたが…ここで生活をしている内に、決してそうではないと気付かされてな」

「ここではそれぞれに役割がある…漂流村はいわば世の中の縮図だ」

「自分はあくまでその中の一人にしか過ぎない」

「そして貴族も…世の中の一部にしか過ぎない」

このセリフも超重要です!

自身を世界の一部、そして、世界も自身の一部であると認識することの大切さを説いてます!

決して自分だけが特別な存在ではないんだと…

その『驕りや傲慢』をオースティンは漂流村で学んだんですよね!

ヒュンメル&サハド

ヒュンメルの発言。

「使命とはただ与えられるものではない」

「自らの信念そのものであり、そして情熱を燃やす対象であるべきだ」

サハドの発言。

「おーよ、漫然と従うんじゃなく、自ら道を切り拓くのが人間だ」

「海の人間も危険を遠ざけるんじゃなく、理解して共存することで生きてきた」

授かった命を何のために使うのか、それこそが『使命』であり、信念…

それを持って生きていくことの大切さを説いてます!

ラクシャ

「私達は進化を得て、今の形になった」

たった一言!

ですが、超重要な発言!

ダーナ達エタニア人も竜種、古代種としての姿形を自身の中から淘汰するかわりに、高い知性と理力を持つという選択を選んだため、今の形に進化した…

に繋がるからです!

自分たちの肉体ですら、ラクリモサと同じ構造を持っている。

作中ではそこまで触れられていませんが、物語を読み込むとそこに行き着きます!

『想念』の言葉の解体

5つ目に拾うのは『想念』という言葉!

僕の中でこの言葉は解体することが出来ます!

・相手を思う心=『想』

・今ここにある心=『念』

アドル達の今を生きたいと思う意思、命の使い方、その信念が『念』です。

ダーナが誰かを助けたい、生きていてほしいと願うのは『想』になります。

そして、作中で『想念』とは『生きようとする意思』と説明されます。

各時代の者達が遺し、繋いできた大量の想念を解放することにより、『想剣ミストルティン』を得ることに繋がるんですよね~

なぜこの剣が世界の理に有効なのか?

それは想念が、摂理や理法とは相反するもの、自然界や世界にはそのような思考や意思、概念がそもそもないからです!

ダーナ達が扱う『理力』は自然の力ですが、その力の出力過程に『意思』はちゃんとあります。

自然に自分達の意思を干渉させ、変化を起こすものだからです!

現実に例えるなら、農作物と一緒。

草むしりで栄養の取り合いをやめさせる、肥料や環境整備によって作物を育む行為が、自然に干渉するということだからです。

そういった点から、想剣ミストルティンはラクリモサ、世界の理に干渉、攻撃することが出来るわけですね!

全てが循環・繋がるような設定

ゲーム2周目をプレイしていると気付いた点、拾えたのが、全てが循環・繋がるような物語設定になっているという点です!

細かい部分ですが、意図してこういう設定にしているなら、凄すぎます!

アドルとダーナ

まずはアドルとダーナについて!

2人のストーリーをなぞると、面白い部分が見えてきます。

「燃えるような真っ赤な髪…」

「アドル・クリスティン…変わった響きの名前…でも…嫌いじゃないかな」

ダーナの言い方に引っかかった点ですね。

のちにダーナは母親を火事で亡くしていることが判明します。

このことからダーナは『誰かを助け続けることを信念』としており、彼女の原点になっています。

そして、ダーナの中で1番危険な予知が『緋色の予知』です。

緋色とは、黄色みを帯びた鮮やかな赤、炎を連想させるからですね。

ダーナがはじめてアドルを知ったときの反応も、そういった過去があるからなんだと思います!

でも、嫌いじゃない。

アドルの燃えるような赤は、生命の力強いエネルギー。

この人達を…アドル達を助けたいと動く、この一連の流れが原点回帰にも繋がっているからなんですよね~

ダーナの『未来視』とアドルの『過去視』

続いて、ダーナの『未来視』とアドルの『過去視』について。

ダーナは信念(原点)に従い、未来視も使いつつ人助けに奔走。

アドルは夢や水晶を通して、過去を見つつ、みんなを元の生活に返すため(船長との約束)、奔走。

未来を知っているから、今どう動くべきかを考えるダーナ。

過去から得たヒントを元に今どう動くべきか考えるアドル。

ダーナ編に登場する、はじまりの巫女イオの発言。

歴史とは、過去の出来事だけではない、今も未来も含まれる…

過去も未来も、全て”今”に繋がる世界観作りがされているんですよね~

アドル達人間の淘汰とエタニア人の淘汰

次は淘汰の方法についてです!

アドル達の種を滅ぼすラクリモサは、古代回帰、古代種によって行われる。

ダーナ達、竜種(古代種)から進化したエタニア人は隕石によるラクリモサで行われる。

現実世界では恐竜は隕石。

人類が滅びと再生を繰り返しているなら、一度文明と言われるものはリセット(古代回帰)。

これらが地球上や、作中の世界で繰り返すように繋がっているものだと感じました!

ダーナ以前の進化の護り人の存在

最後にアドルとダーナ以外の護り人について!

公式に確認できる範囲の4人はそれぞれ海・獣・蟲・擬態という異なる進化の系統/時代を代表する護り人達です。

しかし、なぜこの4種なのか?

ヒドゥラは海で分かりやすい、生命の起源、最初の進化です。

ミノスも獣、動物、支配、巨大化・適応という次の進化。

ネストールも、なぜ『蟲』なのかというのはありますが、それは種の多様性と高い適応力、虫は寄生することも可能だから頂点に君臨することも不思議ではないです。

1番厄介なのはウーラ、『擬態』という空の種族!

なぜ、空を飛ぶ生き物ではなく、擬態する生き物だったのか?

僕ははじめ「うん?ジェノバ的な?」と考えましたが、物語を読み解くと何となくその理由が見えてきます。

この部分は海が空を反射、映し出しているとすれば、説明は一応可能。

そして、ウーラの次に控える『最後の巫女』、ダーナという『特異点』。

擬態=「反転・鏡・境界」と考える。

そこにサライが入る。

亡くなった人の魂は、はじまりの大樹を通して空へ、そして空にはウーラ、亡くなったのはサライです。

作中で、はじまりの大樹は海から始まり、最終的には樹を通して空に還るという説明。

この部分は後ほど解説入れます!

そして、その空を映し出す鏡のような海、そこから命へという流れに繋がるのかなと思いました!

地球は燃えていた

ここで一旦現実の話になりますが、地球は燃えていたというのは知っていると思います。

そこから水蒸気が発生し、雨を降らせ海を創り出します。

海底火山、燃えていた名残りが噴火し大地を形成。

大地の上に動植物が誕生という流れ、そして、それらは循環を繰り返している。

青い髪のダーナの原点も火事、燃えるという事象から発生。

そして、燃えるような赤い髪のアドルへと繋ぐ点も、原点回帰のように感じます!

これがラクリモサによる古代回帰(アドル達の淘汰)と対を成しているようにも思ったんですよね~

あとグリゼルダのクエストでこの部分は出てきますが、これも後ほど!

ラクリモサを止める方法、あるいは別の選択の提案

続いて拾うのは、ラクリモサに干渉し、止めるため、そしてその先へと繋ぐためにダーナとアドルが実際問題どうしたかをお話していきます!

世界の理『ラクリモサ』に干渉するために

世界の理に干渉するには膨大な想念が必要です。

先の想念の言葉の解体でも触れましたが、一個人で自然や世界に干渉できるようになる『理力』は本当に些細な力です。

なので、世界の理規模に干渉、しかもラクリモサに挑むにはもっと大きな力がいるんですよね!

現実的な話にするとこれは、広大な畑を作る、大自然に干渉するには人手が足りないという話。

そして作中では、諦めない姿勢をアドルとダーナが見せ続けることで、進化の護り人から助言をもらうことに成功。

各時代の想念を解放し、世界の理に干渉出来るようになるんですね!

止めるだけではダメ『ラクリモサ』の意味を読み解く

結果的に、世界の理に干渉して、倒しても世界が崩壊するだけです。

この時点でラクリモサの言葉の意味について考えます!

訳すと『涙に暮れる、涙を流す』になる。

作中で生きたかった、生き残れなかった悲しみとも繋がる。

その涙を、ラクリモサを別の意味に変える必要があるんですよね!

想念は生きたいという意思、それが大樹よって囚われてしまったから解放。

涙は生きたいという想念の樹を育む水やり。

樹を育むために、その水で満たす必要があった。

だからダーナは涙が満ちるのを、『時が満ちる』のを、アドルが現れるのを待った、に繋がるんですよね!

アドルと共に、ラクリモサを別の形に変えるために!

ラクリモサという循環に新たな流れを作る

ここでダーナが長い間待った『時間』について考えます!

過去、今、未来へと時間は特定の方向へ流れるものと人は思い込んでいます。

人の寿命は短く、老いていくことを実感するので生き物なので、時が進んだ、一定方向へ流れていくものと勘違いしやすいんですね。

でも時間という概念も、自然界の営みを見て、人間が勝手に生み出したものです。

そしてこう考えます。

『時間も循環しているものだとしたら?』と!

人間はその循環の中の、どの流れに乗るのかを選べる余地があるだけだと。

パラレルワールドも、無数の選択肢の枝分かれした世界線、時間の流れという川だとする。

でも行き着く先は海、そしてまた蒸発して雲を作り、雨となって大地に降り、川となって海へ還る。

ダーナとアドルが繋がるのも、水源が一緒なので違和感もない。

そしてダーナは長い間、標高の高いところから川を見ている。

アドルは下から川がどこに繋がるのかを見ている。

未来を見渡すダーナと、川という過去を遡り、冒険を繰り返して山頂を目指すアドル。

そこでやっと、ダーナとアドルは互いを見つけるんですよね!

そして、ラクリモサという大きな流れに対抗する2人がやったことは、至ってシンプル!

このまま放置すると大規模な川の氾濫が起こるから、その流れを、『別の流れを新たに作る』という選択肢を増やしただけなんです!

ラクリモサというたった1つの流れと思い込み、停滞していた思考に、『2つ目の流れを提示した』だけ!

これが新たな循環のはじまり。

ダーナが新たに管理することになる別の『ラクリモサ』へと繋がるんですよね!

世界の構造『循環』と停滞することの危険性

このゲームには『はじまりの大樹』というものがあります。

そこから世界の構造を学べるので、その辺りを説明!

はじまりの大樹から学ぶ『循環』

ラクリモサを行う、はじまりの大樹を作ったのは『大地神マイア』です。

マイアとは、母、育てる者、産婆を意味し、作中では進化を促す存在として登場。

そして、マイアはガイアにも接続出来る。

ガイアとは大地、大地神マイアへと。

そしてなぜ世界の理を管理するのが『樹』なのか?

これは樹が、目視で世界の構造である『循環』を確認出来るからです!

土から芽吹く、雨が降る、日差しで成長、呼吸する、枯れる、次の命(種を落とす)、繁殖、森という世界誕生、あとは繰り返す。

世界を樹で例えるもの…

たとえば『セフィロトの樹・ユグドラシル』なども、『樹』が1番世界の構造を説明しやすいから、使いまわされているんですよね~

循環を止めるとどうなるか?

当たり前のことで、循環を止めると全ての生命は息絶える。

水は流れないと淀んで、最悪、腐ります。

ラクリモサ目線で言うと、同じ種が頂点に君臨し続けると、淀みを生む、地上を保っていくために更新が必要(進化の護り人発言)ということになります。

しかし、進化の護り人達もまた、長く生き、繰り返される種の営みを見て、人の可能性を信じることが出来なくなっていくんですよね。

そして、ラクリモサ以外の道を考えることを放棄、思考の停滞により淀み始めます。

進化の護り人として使命に縋る、呪縛されるように。

だからダーナは、彼らをその呪縛から助けたいと思うようになったんだと思います!

これらは現実世界にもあり、分かりやすいのは『三権分立』です!

一箇所に権力が集中して、権力の暴走(淀み)を生まないための処置ですよね。

三原色と三原理『空と海と大地』

プレイ映像より

最後に拾うのは、三原理になります!

この部分は僕がこの記事の最初のほうに話した、『色』にも絡んでくるので、その辺りも説明!

三原理『空と海と大地』

作中で登場する三原理の大本は、空と海と大地のことです!

これは、グリゼルダというキャラのクエストをきちんとこなすと、しっかりと説明されます。


ある時、空から雨が降り、それはやがて海とならん。

ある時、海の底より火が起こり、大地と大樹、そして命が誕生す。

命は大樹の力により進化を遂げ、やがて大地へと踏み出さん。

そして命は大地によって育まれ、やがて生き絶えるも、大樹を通して空へと還らん。

こうして命は進化と循環を繰り返す。


この説明は完全に、地球誕生の経緯です!

抜けている点は、なぜ雨が降るに至ったかですね!

この辺りは地球は燃えていたという項目で説明しているので、端折ります!

三原色

ここが面白い部分で、アドルとダーナのカラーとも絡んできます!

世の中には『三分割』にするものがたくさんありますよね?

  • 三大欲求
  • 三大栄養素
  • 三権分立
  • 三方よし
  • 三竦み
  • 晴、雨、曇
  • 個体、液体、気体
  • 衣食住

などありますが、このゲームの考察で気になるのは『三原色』というものです!

混ぜ合わせる配分で様々な色を映し出せるテレビ・モニターもそう!

その中身が『赤、青、緑』なんですよね!

そしてこうなります!

アドル(赤)、ダーナ(青)、マイア(緑)。

緑の象徴が、生命力、癒し、平和・安全になります。

この3つを混ぜ合わせて出来た1つの世界が、イース8だったんですよね~!

『空と海と大地』を三原色で例えるなら

空=赤く染まる空(夕焼け・朝焼け、太陽ありきで考えると)。

赤い空、太陽、光、アドルという連想が成立します。

海=どこまでも広がる青い海、そして、空を映し出す。

空と地上を繋ぐ鏡、ダーナの「過去と未来」、「人間と自然(精霊・理力)」の橋渡しという役割へと連想できます。

緑=生命の力強さを感じる大地と緑。

生命を育むマイア、大地、生命、成長、緑、マイアへと連想が成立。

このゲームの三原理を三原色で例えるなら、こんな感じです!

世界の再構成と『進化の女神』へ

プレイ映像より

最後に、今まで考察してきたことを踏まえて、世界の再構成とダーナが『進化の女神』へと至った経緯をざっくりとまとめて終わろうと思います!

アドル(赤)とダーナ(青)が交わり女神(紫)へと変化。

ダーナは、想念と自身の理力という相反するものを、自身の存在を器にして混ぜ合わせマイアを叩き起こします!

マイアは退屈な世界より変化を好むため、ラクリモサを作ったと供述。

しかも、ダーナやアドル達の抗う、ラクリモサに変化を加えようとする姿を面白がります!

そして、ダーナを自身の属神とし、進化の女神『ダーナ』へと任命、以降はダーナにラクリモサの管理を丸投げ。

1人だと大変なので、進化の護り人達にも手伝ってもらうことに。

これが考えることを放棄していた、淀んで、呪縛されていた護り人を助けることにも繋がります!

そして、進化の護り人ではなく、いつでもどこにでもいる存在として世界を見守っていくことになるんですよね!

まとめ|結局、見えてきたのは『循環』のお話!

結局見えてきたのは、相反するものをどう扱い、それをどうやって繋げていくか、循環させていくかというお話でしたね!

この記事を書くのは正直しんどかったです!

僕の中では表現が違うだけで、ほとんど同じ話、同じ構造だったからですね~

ので、それぞれの項目に分けて、それぞれの視点からお話させていただきましたが、この『循環』が本っ当に大事!

世界平和にも繋がると本気で思ってますからね!

で!

本当に伝えたいのはこの後の記事です!

今回の記事内容ももちろん含まれますので、興味があれば読んでいただければ幸いです!

以上!

イース8を再プレイした感想と考察、『循環』の話しでした~!

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