「テイルズオブベルセリア」クリア後の感想 ~鳥はなぜ空を飛ぶのか~

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こんにちわ~、狛犬と申します!

今回は「テイルズ・オブ・ベルセリア」クリア後の感想と、このゲームの物語の意味や、プレイヤーへのメッセージみたいなものを語らせてもらおうと思います!!

今さらかよ!って思うかもですがww

「なぜ鳥は、空を飛ぶのだと思う?」

この問いかけの意味こそが、物語の根幹になると思います。

そして、クリアしてみて感じたことは、「なぜ”人”は、抗うのだと思う?」

その答えを、”ベルベット”の歩みから学んだ気がします!

それらを紐解き、僕の解釈も交えて、現実に置き換えながら、お話させて頂きます!

あと、このゲームの世界観から学ぶ、”人”の在り方についてのお話もしたいと思いますので、よろしくです!!

では、あいさつはこの辺でさっそくどうぞ!!

※ネタバレありますのでご注意ください。

引用元:テイルズ オブ ベルセリア|バンダイナムコエンターテインメント公式サイト (tales-ch.jp)さんより

あらすじ

ウェイストランドと呼ばれる世界。ミッドガンド聖導王国の辺境の村にベルベット・クラウという少女が住んでいた。彼女は明るく飾り気のない性格で義兄・アルトリウスと弟・ライフィセットと平和に暮らしていた。

しかし、赤い月が上ったある夜、この村に異変が起きた。この事件がきっかけでベルベットは弟を失い、左腕は業魔を喰う魔の手と化し、監獄島タイタニアに囚われる。

それから3年、監獄島で業魔を喰らっていたベルベットは、アルトリウスを裏切った聖隷シアリーズの協力を得て剣士ロクロウ・胡散臭い奇術師マギルゥと共に脱獄する。

弟の復讐のため、赤い月の夜以降王国の実権を握っている対魔士の組織・聖寮と戦い、彼らの頂点に立つアルトリウスを殺すことを決める。

引用元:テイルズ オブ ベルセリア – Wikipediaさんより

といった感じで、少女ベルベットの復讐の物語になります!

後に、復讐は別の形へ変化して、結果として世界を救うことになるんですが、ここで言う世界とは、”人間”のことになります!

業魔と人間と聖隷と

引用元:テイルズ オブ ベルセリア|バンダイナムコエンターテインメント公式サイト (tales-ch.jp)さんより

軽くおさらい!

このゲームの世界には大きく分けて、人間・聖隷・業魔の3種類の種族がいます。

大昔の信仰心溢れる時代では、人間にも聖隷を視れる存在が大勢いました。

ですが、信仰が薄れていくにつれて、人間には聖隷が視えなくなっていきます!

あるとき、聖主と言われる神様みたいな存在、カノヌシの力が半分目覚めたこともあり、再びそれらを認識できる人間たちが出てきます。

それと同時に、業魔病という奇病が流行し始めます。

この病気に感染してしまうと、人を襲う怪物へ変化してしまうため、人々から恐れられていました。

そして、その業魔を浄化(戦える)のは、霊応力が高い人間と契約を交わした聖隷の力だけで、そういった力を行使する人たちのことを対魔師と呼びます。

対魔師とは、リアルで言うところのお坊さんというか、エクソシストみたいなものです。

このゲームの物語は、その業魔病をなくそうと考えた対魔師と、その思想と現実に打ちのめされ業魔(喰魔)へと身を堕とした主人公、そして、そんな世界を懸命に生きている人々や、聖隷たちの物語になります!

飛ぶ理由…二人の導き出した答え!

「なぜ鳥は、空を飛ぶのだと思う?」

これは、ゲーム序盤でベルベットの仇であるアルトリウスが、ベルベットへ投げかけた質問になります。

ベルベットは、自身も皆を護れる対魔師になれないのか、という質問にアルトリウスがした質問です。

そのとき、ベルベットはそうしないと餌をとることができないからだと答えます。

ですが、この質問の意味は比喩的なもので、その意図は別のところにありました。

そして、最終的に二人が出した答えはまったく別のものになります。

アルトリウスが出した答えは「翼があるから飛ばねばならない」というもの。

ベルベットが、仲間と旅をして色んなものを見て、弟の決意とアルトリウスの決意を知り、後悔や絶望を乗り越えて出した答え・・・

「私は飛びたいから飛ぶんだ」というもの。

両者の答えは飛ぶこと自体は同じでも、その本質は違います!

しなければならないからすると、そうしたいからするのとでは全然違います!!

スポーツとかでも、好きだから、したいからって思って練習したときの経験値と、やらされてやる練習の経験値では圧倒的に違います!

で!

冒頭で書きました「なぜ”人”は、抗うのだと思う?」っていう話に戻るんですが。

人は自分の望みや理想、夢へ近づくために、そうしたいから現実と戦う、現実に立ち向かっていける種族ということになります!!

理想と現実の「間」で、「抗い続ける者」のことを”人間”っていうんですもん!

ベルベットが歩んできた道のりが、まんま本来の「人の在り方」なんですよね!

逆に、アルトリウスが選んだ答えというのは、その反対の行為に近いものなんですね。

ですが、アルトリウスにも”理”というの名の「理想」があります。

この世界から業魔を生みださないようにすること。

そのためには、個より全を優先し、厳しいルールを課して人類に守らせる・・・

人々は、そうしないと災厄に見舞われると”理”という鎖で縛りつけることなんですね!

そして、最終的に人や聖隷から、カノヌシの力を使って、意志や感情を消し去ろうと考えます。

そうすることで感じる心が穢れて、業魔やドラゴンになることを防ごうと考えたわけです!

ですが、これをしてしまうと”人間”ではなくなってしまうんですよね!!

だって何も感じない、考えないようになっていくわけですもん!

ベルベットが見せてくれた人の在り方ではないですし、感情が消えたただの抜け殻なるってことですからね!

以上!二人の導き出した答えについてでした~!

ちなみに、この答えはどちらが正しいというものではありません!

悲しいことに、「したいからする」この部分が業魔を生んでしまうことにも繋がっていきます。

アルトリウスが、業魔病をなくしたいがゆえに、ベルベットが業魔になってしまったのもそういう理由だと思います!

ここに、アルトリウスが情を捨てきれなかった、人間としての部分が残ってます!

次はその辺を詳しく説明していきます!

業魔になる理由!

この世界では、人が感じる負の感情が一定の域を超えると、業魔へと変貌してしまうというものになります。

そして、こうしたいが、そうできない・・・

その蓄積や、伝播していく負のエネルギーが、大量の業魔を生んでしまう原因になります。

正と負がせめぎ合う人間が、一番なりやすい奇病ということです。

だからこそ、強い意志、己の律することができる人間が、対魔師の才能を持っています!

逆に、業魔の中でも意志が強いものは己を見失わず、ベルベットやロクロウのような存在もいます!

真の業魔とは、そういう意志が弱い者、なおかつ負のエネルギーに負けて、自分の舵を自分でとれなくなってしまった者がなるということですね!

ちなみに、アイゼンというキャラの流儀で「自分の舵は自分でとる」というのがでてきます!

これが大事!!

そして、「したいからする」が業魔を生みやすいっていうのも、それが出来なかったときに、負の感情に一番飲まれやすい状況になってしまうから、ということになります。

また、自分がしたいからという理由で押し付けてしまい、別の相手を業魔に変えてしまう場合もあります。

それがベルベットの存在です!

ただ、ベルベットは復讐という強い望みがあったから、自分を見失わずに済んだということです!

これをリアルに置き換えると、業魔とは心の病っていうことになります。

ストレスの過剰な負荷が、人を精神的に追い詰めて発症させてしまう・・・仕組みがすごく似ています!

じゃあ、業魔になってしまった者は、自分を取り戻すことは本当に出来ないのか?

ここからは、現実に置き換えながら、そのお話しをしていきたいと思います!

心の舵を手放すな!!

引用元:テイルズ オブ ベルセリア|バンダイナムコエンターテインメント公式サイト (tales-ch.jp)さんより

人”で在り続けてください・・・!

正直、これに尽きます!!

正と負、どちらにも傾き過ぎないように…じゃないと”人”でなくなります!

苦しみ続けてください、戦い続けてください、抗い続けてください、舵を手放さないでください。

それが”人”です。

それに気付かないと救われません!

”人”として生まれた以上、苦しまないというのは、残念ながらありえません!

多かれ少なかれ、生きていく上で苦しみからは逃れられません。

人は生まれたときから、誓約という呪いのようなものにかかっています。

このゲームにも、誓約や呪い、器や魂という単語がでてくるんですが、リアルも一緒!!

肉体という器に、魂という名の心を、名前という誓約のような鎖で、この世に縛り、生かされているからです!

だからこそ、強く生きていくことができるはずなんですよね!

誓約とは、このゲームでいうところの、それをすることで別の強い力を引き出す行為なんですからっ!

そのために、感情という正と負に揺れてしまう代償があって、その揺れが、嵐の中を自分で舵をとるんだぞ!ということをいつでも思い出させてくれます!

もし、一人でその嵐の海を越えていくことが出来そうにないなら、周りの大切な人たちと乗り越えてもいいと思います!

ベルベットが”ライフィセット”や仲間の存在のおかげで、絶望せずに済んだように!

アイフリード海賊団たちのように!!

彼らはその嵐も楽しんでいます!

誰よりも何よりも、生きることを楽しんでいる、誰かといると、辛いことを楽しむことが出来るのも人間なのかもしれませんね!

まとめ

いかがでしたでしょうか!!

今回は、テイルズオブベルセリアの世界観から学ばせてもらった、リアルでも大事にしないといけないなと思ったことを書かせていただきました!

いや~、時々こういうことを考えてないと忘れそうになるんですよね!

人として強く生きるとはなんぞや?ってことが!

僕自身は漫画とかゲームで思い出させてもらうことがほとんどですwww

でも、人間は非常に忘れやすい生き物なので定期的に「自分の舵は自分でとるぞ!!」って思わないとね!

ベルベットみたいに強く生きていきたいですもんね!

ではではありがとうございました!もし未プレイの方がいましたらぜひプレイしてみてください!

現実とリンクさせながら、プレイすると学びがあると思いますよ~!!

以上っ、またねー!!

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