こんにちわ、狛犬と申します!
今回の記事は「テイルズオブシンフォニア リマスター版」クリア後の感想を、主人公「ロイド」に焦点を当てながら、お話していこうと思います!
ジャンルが「君と響き合うRPG」ということで、ここでいう「君」とは我々プレイヤーのことなんじゃないかな~って勝手に思ってます!
そして「響き合う」とは「共鳴・共感」して欲しい、というメッセージも含んでいると思います!
というのも、ロイドっていうキャラはすぐに飽きるし、勉強嫌いだし、めんどくさがったりと、なかなかに主人公らしからぬ言動をすることが多くあった印象のキャラでした~w
でも時々、本質をついてる発言をしたり、プレイヤーが思っているであろうことを代わりに言ってくれたりと、共感できる部分が数多く存在しているキャラなんじゃないかと思います!
そんなロイドと旅をして、我々プレイヤーに伝えたかった「本当に共感して欲しい部分」とは何だったのかっていうのをお伝えできたらなぁ~と思います!(※個人の見解です)
挨拶はこの辺で、さっそくどうぞ!!(※ネタバレ要素あり)
子供ぽっさ満載!代弁者「ロイド・アーヴィング」!
本作の主人公「ロイド」は、一言で言っちゃえば「無邪気な子供」そのものです!
勉強嫌いで頭も悪く、初登場時ではバケツを持って立たされていたキャラになります。
机に向かえるキャラではなく、動き回った経験によって学んでいくタイプです。
戦闘スタイルも二刀流で戦うわけですが、理由が「一本より二本あったほうが強いんじゃね?」みたいな浅はかな考えになりますw
そんなロイドなんですが、勘は鋭く、みんなが迷うような場面で本質をついた発言をすることもしばしば。
その分、後先考えない行動で失敗をしてしまうこともあるんですが「どうしたいか」で動くので、自分の気持ちに素直な子供のようで、どこか憎めないキャラです!
僕自身は発売当時にプレイしたわけではないんですが、たぶん、当時プレイしていた子供たちにはとっては、とても共感できるキャラだったんじゃないかな~と思います。
プレイしてて、大抵一度クリアした中継用ダンジョン?
みたいなのは「パッと移動する」というファストトラベル機能があるんですが、一度だけその表示が出ないことがありました。
「もしかしてコレまた戻らなアカンの?めんど」って思う場面があったんですがw
その直後にスキットみたいなのでロイドが「パッと移動するとか、そういうのないの」みたいな発言をしてきて「それな!」っていうことがありましたw
その後もちょくちょく物語に対してとか、登場キャラにプレイヤーが感じるであろうことを、代わりに言ってくれる場面がありましたね~!
こいつ代弁者か?ってなりました~w
一番笑ったのは「レアバード」という乗り物を、敵の基地に乗り込んで奪取しに行くという場面で、まあ敵のワナだったわけですが、そこで待ち構えていた「ユアン」に対する皮肉ですね!
ユアン「飛んで火にいる夏の虫とはこのことだな!!」ドヤァ
ロイド「相変わらず当たり前のことしか言わないヤツだなぁ~」呆れ
ユアン「(/ω\)/////」
この掛け合い、思わず笑っちゃいましたね~www
ロイド最高ー!
もっと言ったれ!!
って心の中で煽る煽るw
レアバードを手に入れる頃には、ロイドのことが好きになっているはずです!
そして、何でこんなにも親しみを持ちやすく、共感出来てしまえるキャラにしたのか?
それはなかなかに重すぎるストーリーから分かると思います!
ここからは真面目に、プレイヤーとロイドに旅をさせて初めて完成する「君と響き合うRPG」の意味に迫っていこうと思います!
心の弱さを受け入れるRPG
出典:テイルズオブシンフォニア リマスター switch版プレイ画面より
このゲームには大きく分けて「人間・エルフ・ハーフエルフ」の3種族が存在しています。
そして、元々一つだった世界が二分され「シルヴァラント」と「テセアラ」に別れています。
神子であるコレットは、幼馴染のロイドやジーニアス、教師のリフィル、傭兵クラトスと世界再生の旅に出るんですが、旅の道中にその事実を知ります。
この二つの世界を救うのが、ざっくりとしたあらすじです。
シルヴァラントでは、ハーフエルフが人間を下等生物と見下し「人間牧場」という場所で、奴隷として働かせています。
反対にテセアラでは、人間がハーフエルフを忌避し、その頭脳だけを利用し「軟禁状態の研究室」で働かせています。
エルフだけは外界と大きな繋がりを作らず、森の奥でひっそりと暮らしています。
そして、このストーリーの大きなテーマは「差別」と「それら」はどこから生まれたものなのかっていう部分です!
全ての元凶であるラスボスも、元を辿れば「差別」が原因になります!
それは、自分には理解できないもの、姿形が違うもの、嫉妬や恐怖、恨みつらみへと繋がっていく「心の弱さ」が生み出していくものになります。
旅をする中で、ロイドたちはこのことを痛感していきます!
ここが肝です!!
前半でロイドたちに親しみを持たせ、感情移入したプレイヤーに”共感して欲しかった部分”になります!
受け入れることが出来ない、相手にも同じ「心」があることを忘れてしまう、その「弱さ」に気付いてくれってことです!
発売当時、プレイしていたのはほとんどが子供たちだったと思うんですが、重すぎるストーリーから学ばせたかった「道徳」の授業なんですよね~!
「思いやり」が大事なんだよーと、自分の心の弱さが「いじめ」みたいなものを生み出すんだよーということです!
理想を追い求めるRPG
「弱さ」を知ったうえで「理想」に向けて「強く」在れ!
残念ながら全ての者が強くなるには時間がかかるし、言われて変われるものなら苦労はしません。
ですが、信じて行動しないと何も変わらないのが現実です。
失敗や、困難苦難、犠牲はどこまでも付きまとってきます。
ロイドも自分の軽はずみな行動で、大きな犠牲者を出してしまったことを悔いています。
失った命は帰って来ない・・・
一生かけても償いきれるものではない。
でも「償おうとする心」が大事なんだと。
目を背けたり、逃げだしたりしないで、その人たちが命を賭して学ばせてくれた失敗を次に活かそう・・・
絶対にその犠牲を無駄にしてはいけないんだと。
今度こそ、同じような目に遭っている人たちを救おうと!
そして、誰も犠牲にならなくて済む、みんなが笑って暮らせる理想の世界を目指そうと、そのために戦うんだということです!!
「理想」に向けて「現実」と戦えるのが「強さ」だということですね!
それが世界を変える第一歩なんです!
神に祈ったところで、神様は世界を変えてはくれません!
このゲームのヒロイン、コレットのスキットで次のようなものがありました。
この世界にはたぶん神様はいない・・・じゃあどこにいるのかというと、それはみんなの心の中なんだと。
自分の心の中にある良心や理想、それを信仰する・・・
神様は「そこ」にしかいないんだからってことなんだと思います!
「差別」を生み出すものが心の弱さなら、「理想」を生み出すのは、信じて行動する心の強さなんだと伝えているような気がしました!
番外編:君とバグり合うRPG(switch版)
僕はswitch版を購入して初めてプレイしたんですが、ストーリーはとても良いのに、不具合だらけでヤバかったんですがww
みなさん暗闇の中(真っ暗画面)で、雑談(スキット)するのがお好きな様子で、ダンジョン探索に飽きたのか、急にやる気を失ったのごとく、カクカクとスローで動き出すロイドくんww
他にもダンジョン内の装置の音声がムダに長かったりと、まあ色々ありました~!
あと、やっぱり今の時代に合っていないゲームシステムというか、低グラフィックや操作性の不親切感が否めませんでしたね~
物語が良かっただけに、バグやら操作性やらが思いっきり足を引っ張っちゃった感じですw
このバグに関してググってみたんですが、どうもswitch版だけがこんな感じらしいです。
リマスターに少しの追加要素を入れた移植版みたいな感じらしいんですが、あの小さなswitchのソフトに、無理やり詰め込み過ぎたのが良くなかったのかな?
結構なボリュームありましたからね~!
逆によく収まったなぁ~としみじみ思ったり、リマスターじゃなくてリメイクにして欲しかったなぁ~と思ったりしましたね。
で!
個人的な話なんですが、僕アライズやった後にプレイしちゃってるもんだから、相当ヤバかったです!
よくクリアするまでやったなぁ~と、クリア後に我ながら思いましたね。
やっぱりストーリーは良かったですからね!
もうホントそこだけ見たいから、最後までプレイ出来たんじゃないでしょうか?
プレイ前は周回も考えていましたが、ちょっと無理そうです・・・ロイドごめんね!
以上、番外編!唯一、響き合うことが出来なかったswitch版の正直な感想でした~!
まとめ「君と響き合うRPG」
出典:テイルズオブシンフォニア リマスター switch版プレイ画面より
「テイルズオブシンフォニア リマスター版」クリア後の感想と「君と響き合うRPG」の意味でした~!
主人公ロイドの特性と序盤の大失敗、それらが響き合うため、共感し合うための伏線のように感じちゃう、そんなRPGでした!
もうね、このストーリーの主人公がロイドみたいなキャラで良かったです!
というか、あえてこういうキャラにしたんでしょうけど、ホントに良い味出してるんですよね~!
ここまでプレイヤー目線で、思ったことを言ってくれるキャラも珍しいんじゃないでしょうか?
プレイされたことがない方は、興味があればぜひプレイしてみてください!
switch版はあんまりおすすめしませんがww
今後のアップデートで修正されることをマーテル様に祈ってます!
以上!長々と失礼いたしました~!では、またね~!
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