ヒロアカ最終巻の名言!!『必ず』を実行し続けることを誓うヒーローたち!

こんにちは、狛犬と申します!

今回の記事は、『僕のヒーローアカデミア』の最終巻に登場する、主人公デクの名言、『必ず‼』の意味と死柄木弔の壊したモノについて紹介していこうと思います!

ヒロアカが完結してからだいぶ経ちましたが、書きたいとは思っていましたのでww

いや〜、最終巻を読んで思ったのは、「堀越先生さすが!」の一言ですね!

『ヒーロー』がすべきこととは何か?

『ヴィラン』が壊したかったモノとは何か?

堀越先生がヒーローという題材を使って、僕たち読者に伝えたかった想いとは何だったのか?

僕が感じたことにはなってしまいますが、それらをお伝え出来たらなと思います!

さっそくどうぞ!!

※ネタバレ注意!

引用元:『僕のヒーローアカデミア』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト (shonenjump.com)さんより

これは僕が…僕たちが『心』に手を差し伸べ続ける物語!

『心にノ(手)を差し伸べ続けること』

堀越先生の作者アイコンは『手』になるんですが、この人の手の描き方には、ヒーローの原点が詰まっているように感じます!

誰かに手を差し伸べることが出来る存在をヒーローと呼ぶ。

特別な力や才能、そんなものがあろうがなかろうが、一切関係ないんですよね!

で!

僕が最終巻を読んでて鳥肌モンだったのは、心に傷を残したお茶子との会話で登場した、主人公デクのセリフです。



「それでも…余計なお世話でも手を差し伸ばしていけば…きっと」

必ず!!」



この『必ず!!』というセリフは作中でも強調されているんですが、僕にはただのセリフに見えなかったという点ですね!

必ずの意味を調べてもらえれば分かりますが、意味は、例外など一つもおこらずに、まちがいなく、きっと確かにということになっています。

しかし、ヒロアカの物語的には、必ず救えた者たち、救われてきた者たちはいません。

なんだったら、誰も救ってくれなかったから、ヴィランになってしまった人たちもいます。

まちがいなく、きっと確かに誰かを救うと断言することは、おそらく不可能です。

オールマイトですら、自身の手の届かない範囲までは救えないと言っています。

ですので、ヒロアカ世界での『必ず』っていうのは、別の意味を持ってると思います!

そう考えたとき、思い浮かんだのが今まで読んできた巻に登場する、誰かに手を差しだしているキャラ達です。

そのキャラ達の姿が、『必ず』に被ってしまったんですよね!

心に手を差し伸べている様子…

たかが一文字、単語一個!

しかし、こんな使い方をしてくる作者は、堀越先生しかまだ見たことがないです!

(僕が知らないだけでいるかもしれませんがw)

鳥肌が立つとともに、「そういう意味か!!」と1人納得してしまった、そんなデクの名言でしたね!

そして、デク達が今後もヒーローとしてすべきこと、その誓いのシーンなんだと思いました。

これは俺が…俺たちが心の『蓋』を壊すまでの物語…

『心の蓋を俺たちのノ(手)で壊し続けること』

最終巻にて、死柄木弔が一体何を壊したかったのか、そして何を壊していったのか?



「”死柄木弔”は最期まで壊す為に戦ったって」

「もう…壊したよ」



デクと弔の最後の会話シーン。

この部分は個人的に、リアルの社会問題のことを言ってるような感じがして、すごく印象に残っている場面なんですが、弔が壊したのは『蓋』なんですよね。

蓋って言い方じゃなくても、壁、空気、固定概念とか色々あると思うんですが、人間が無意識のうちに作り出してる『隔たり』なんです。

まあ中には、何かを隠蔽するときとか、臭い物に蓋!

みたいに悪意を持って、蓋をする人もいますが…

これは、理解出来ない現象や物事を怖れる人間にとって、あって当たり前の機能なんです。

ヒロアカでは、そんな『隔たり』向こう側を描いてくれてるんですよね。

『見て見ぬフリ』

『誰かが何とかしてくれる』

『関わりたくない』

『普通にしなさい』

『気持ち悪い』

『恐い』

言い出したらキリがありませんが、弔が壊したのは、まさにそういったモノたちなんです。


「きっと誰かが…ヒーローが助けてくれるからね」

結局、誰も救ってくれず、見てもらえず…


「どうして普通に出来ないの?」

普通という鎖に縛られ、生きづらさを味わい続け…


「近づかないで、関わらないで」

見た目だけで判断され、邪険に扱われる…


誰一人、『ヴィラン』の中身を見ようとしない。

なぜ、こうなってしまったのかを誰も知ろうともしない。


ヴィランたちの痛みや悲しみ、怒り、嘆き。

いくら手を伸ばしても、目の前に『蓋』に阻まれて、誰も手を握ってくれない、見向きもされない。

ならば、この現状を…

誰も救ってくれない、ヒーローが意義を見失っている、この『社会という蓋』を壊すしかない。

俺が誰も救ってくれないヴィランたちを見てもらうために、救ってもらうために…

この『蓋』を壊して、俺があいつらの『ヒーロー』にならなければいけない。


だからこそ、隔たりである蓋に手を伸ばし、壊そうとしている弔の姿を、デクは救いを求めているように見えたのかもしれません。

そして、心に手を差し伸べないといけない、『必ず』救わないといけない。

だって真のヒーローとは、救けた人の『心』も救ってこそなんだからだと。


デクと弔の最後の会話シーンは、まさにその集大成でしたね!

心に手を差し伸べ続けたデクと、心から手を伸ばし、蓋を壊し続けた弔。

これは別記事でも書きましたが、本当の救いの手とは、差し出した手を握ってくれて、初めて成立するんですよね~

その成立を邪魔していたのが、見えない隔たりであって、心の蓋だったんだなと思いました!

これはみんなが、『最高のヒーロー』になるまでの物語!!

『みんなが心で繋がっていくこと』

オールフォーワンとの戦いを経て、デクが世界にもたらしたモノとは、『何かせずにはいられない』という想いです。

この想いはどんな状況で生まれるのか?

それを考えたときに思い浮かぶのは、頑張っている、現状を変えようと誰かが足掻いている、自分もその手助けがしたいと思える状況です。

そしてこれらの想いは突き詰めれば、『思いやり』ということになります。

ヒロアカ世界での『最高のヒーロー』とは、みんなが思いやりを持って、誰かを救け、誰かに救われる…

そんな、みんなの心がどこかで繋がって、共に背負って、共に歩んでいける平和な世界のことを『最高のヒーロー』と呼んでいるような気がしました!

個人的にこれは、今の世の中に最も必要なモノで、人間が生まれた頃から持っている原点だとも思います!

1人では生きていけない人間に芽生えた、仲間意識、他者を思いやる!


どれだけ進化しても…


どれほど深化して、見えづらいモノになってしまったとしても…!



『思い出せ…原点を!』と‼



それが平和への第一歩だと、物語を通して教えてくれているような気がしました!

だから、僕の『ヒーローアカデミア』なんですよね!

まとめ|ヒーローが暇を持て余す社会!

以上!!

デクの名言、『必ず』の意味と、死柄木弔が壊したモノについてでした!

人間が忘れてしまっているモノをしっかりと思い出させてくれる、そんな漫画でしたね~

完結してしまい、寂しくないと言えば嘘になりますが、大事なことを教えてくれた、大切な物語です!

堀越先生にマジ感謝!

そして、誰かを思いやれる人がたくさん居る世界、みんなが笑って平和に暮らせる、それが当たり前になった、『ヒーローが暇を持て余す社会』がホントに来ることを心から願っています!

平~和~(わ~た~し~)が来た!!ってね!

ではでは、今回はこの辺で、またね!

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