こんちわっ!狛犬と言います!!
この記事は、アニメから学びということで、2019年に放送されたアニメ、【どろろ】から学べる”人間”とは一体何なのかをご紹介していこうと思います!
信仰の本当の意味や、この世の原理なんかも学べると思いますので、最後まで、お付き合い頂ければ幸いです!
あと、神仏と人々の願い、次へ次へと繋がれてきた命の上に、今を生きるすべての人が支えられ、生かされているのだと気づかせてくれる・・・
とても印象的で、衝撃を受けた作品でしたので、その辺りの感想や、考察みたいなこともお伝えできたらなと思います。
では、さっそくどうぞ!!(※ネタバレ注意)
この記事はプロモーションを含みます
引用元:どろろ | アニメ動画見放題 | dアニメストアさんより
概要
作品名:どろろ(2019年)
原作:手塚治虫
監督:古橋一浩
シリーズ構成:小林靖子
キャラクターデザイン:浅田弘幸(原案)、岩瀧智
アニメーション制作:MAPPA、手塚プロダクション
制作:ツインエンジン
話数:全24話
引用元:どろろ (アニメ) – Wikipediaさんから一部引用
作者は、たぶん知らない人はいないと思いますが、日本の今の漫画の根幹を作ったと思ってもいいんじゃないでしょうか、手塚治虫さんになります!
このアニメは、2019年に放送された作品で、1969年に放送された作品の、リメイク版みたいな感じになります。
ちなみに、キャラデザは漫画、”テガミバチ”で有名な浅田弘幸さんになってまして、アニメにすごくマッチしてるなと思いました!
あらすじ
戦国の世に向かう少しまえ・・・
醍醐の国、領主・醍醐景光は、自身の国が度重なる災害・飢饉・はやり病により、国の未来と自身の野望のため、地獄堂という場所の十二の鬼神と取引を行う。
領土の繁栄と、自身の権力を願う代わりに、自身がこれから得るものを何でも差し出すと鬼神に交渉し、生まれたばかりの我が子から、人としての形や五感、手足を差し出すこととなる。
そして16年の時は流れ、盗みで生計を立て、生き抜いていた孤児のどろろはある日、体のほとんどが作り物で出来た青年に出会う。
その青年は、妖退治をしながら旅をしており、化け物に襲われているどろろを救い、その時に奪われた体の一部を取り戻す。
どろろはその青年、百鬼丸の強さに目を付け、百鬼丸の奪われた体を取り戻す手助けをしながら、化け物退治を生業とすることを百鬼丸に提案し、旅に同行することになる・・・
みたいな感じで、二人の戦いが描かれていきます!
百鬼丸:母と神仏が護った16年
なぜ、百鬼丸がすべてを失わずに済んだのか?
元々百鬼丸の母、縫の方は、信心深い人物であり、百鬼丸が生まれる前から、菩薩像に祈りを捧げてきました。
そのため、菩薩像が身代わりとなり、鬼神から百鬼丸は護られたわけです。
ですが、生きているのが不思議なくらいの状態で生まれ、その姿を見た百鬼丸の父、景光は、鬼神が約定を果たしたと受け取ります。
そして、産婆に生まれたばかりの赤子を捨ててこいと言い放ち、拒む母から赤子を引き離します。
産婆は川に行き、百鬼丸から生きる力を感じ取り、ただ捨てるのではなく、生き抜く力に賭けて、船に乗せて川に流します。
ここまでが、生まれて間もない頃の話です!
そして百鬼丸は、寿海という義手や義足を作り、屍に失った部位を与え、祈りを捧げる変わった男に拾われます。
欠損している部位を作ってもらい、ほとんどが作られた体で、16年間寿海に育てられることになります。
ある日、百鬼丸は妖に襲われ、その妖を倒したときに、奪われた体の一部を取り戻します。
それを見た寿海は、百鬼丸を旅に出ることを促し、奪われた体を取り戻すため、鬼神を探し出し、倒す旅に出ることになるわけです。
ちなみに、この寿海という男も、百鬼丸にとっては母と同じ存在になります。
母と神仏に”護られた命”で、そして、生き抜くために必要な体をもらい、”育ててもらった命”で、過酷な運命に立ち向かっていきます!
もうこの時点で、いかに命が繋がれ、現在に繋がっているのか、そんなことを考えさせられるアニメだと思います!!
で!
最後まで視聴してみて、この物語の本質は何だろう?って思って、僕が感じたのが3つありまして!
多分コレ↓だと思います!!※個人の見解です。
アニメ【どろろ】作者が伝えたかったモノ
- 信仰の本質
- ”人間”の本質(この記事の本題)
- この世の原理の本質
以上が、このアニメの一番大事な部分だと思います!!
アニメの時代背景や、百鬼丸の生い立ち、人々の願いや葛藤などから、僕が学びになったなと思う3つになりますね!!
※途中、説明が難しすぎて、語彙力やばいかもしれませんが、1つずつ解説していきます!
信仰の本質
突然ですが、神仏に祈ったり、願う行為の本当の意味って、考えたことはありますか?
なぜ、神社に行ってお参りするのだろうとか、寺のお坊さんは誰、何に対してお経を唱えているのだろうとか、祈り続ければ何かが変わるのかな?
って思ったことはありませんか⁉
僕は何回もあります!!
このアニメには神仏と鬼神が出てくるわけですが、アニメを見てて、信仰の本質とは、人が人の道を外れないように存在するものなんだというふうに感じました!
そして、信仰の本質が、”軸”というか”標”というか、人間の本質にも繋がっていくんですが、それを説明するのに、もうちょっと僕の考えを書いていきますね!
森羅万象という言葉を一度は聞いたことがあると思いますが、神仏もこの森羅万象の中のモノ。
僕は、この世のすべてのものは自分の一部で、自分自身も森羅万象の一部でしかないと、色んな人の話や、事象や漫画、ゲーム等から勝手にそう思ってます!
この森羅万象を題材にした漫画の紹介記事もあるんで、良ければどうぞ↓
すべての一部であり、すべてが一部・・・
つまり、神様は自分っていうことです!!
いきなり人の道を踏み外したようなことを書きましたがww
神様が自分なら自分の望みも叶えられるはずですよね⁉
引き寄せの法則もそう!
強く願う、祈る、心でそう想い行動すると、ホントにそうなるっていうのも、信仰ととても近いものだと僕は思います!!
分かりやすく言い換えると目標ですね!
ですが、目的を果たすためには、自分が努力という対価を差し出さないといけません。
そして、その目標を見失わないように、自分(人)の心を大事にしないといけません。
アニメに出てくる醍醐景光は、”人間”として弱かったからそれができなかったし、できないものと諦めていたから、鬼神と取引し、百鬼丸を犠牲にして国を反映させました。
それに対して百鬼丸の母は、自身の子供にご加護ありますようにと、強く願い祈り、鬼神からすべて奪わせず、百鬼丸が無事でありますように祈り続け、ホントにそうなってます。
そして、醍醐景光がしてきたことが、いかに脆くて危うく、過ちであり、道を外れた行為だったのかっていうことが、アニメを最後まで見ると分かります!
※この世の原理の本質にも絡んでくるので、あとで解説しますね!
語彙力なくて申し訳っ!なのですが、何を伝えたいかと言いますと、みんなの”心”一つ一つが神仏であり”軸”で、信仰心もそこから離れすぎないように、自分の心に向けたものだということです!!
自分が幸せになれますように、みんなが幸せでありますように、世界が平和でありますように・・・
亡くなった方が成仏できますように、子供たちの未来が明るいものでありますように・・・
人々みんなの願い、それぞれ違うとは思いますが、希い、強く望む”希望”がある心、それが信仰だと、僕なりに考えてそう思いました!
逆にそんなものなどないと諦め、望みもせずにそれらを絶つ”絶望”は、不幸を呼び寄せることになり、醍醐景光のようになってしまうのかもしれませんね!
ただ難しいのは、景光と百鬼丸の母、この両者の想いもまた、葛藤の中にあって、自分がその立場ならどうするのか、ということも考えさせられる場面もあります。
そして、人の本当の強さも、この葛藤の中に存在しています。
それが次に説明する、人間の本質になります!
人間とは一体何なのか ”人間”の本質
アニメ【どろろ】の時代背景は、もっとも野心や飢え、災害やはやり病、そして妖や鬼神が蔓延る世界観になっています。
弱いままでは何も護れず、何も得ることが出来ない、だから”力”を求め、他者から奪い、そして憎まれる・・・
そんな道を修羅の道。
何も憎まず、何も恨まず、争うこともせず、人に情けをかけ感謝し、”祈る”ことしかしない・・・
そんな道が仏の道。
”人間”とはその間で藻掻き苦しむ生き物・・・
それが”人間”の本質であり、人の道。
その、人の道から外れないように存在するのが、”軸”や”標”であり、先ほど解説した信仰の本質・・・
そして、このアニメに出てくる琵琶丸という坊さんが言うんですが、人である以上、どちらに振り切れても”人”でなくなってしまうと。
百鬼丸の母は、その間で藻掻き苦しむしかないのでしょうねと呟きます。
この”間”というのが大事で、”人間”の真の強さも、その迷いの中に在るものだということです。
理想と現実の間で藻掻き続け、理想に少しでも近づくために、現実と戦う人の強さ・・・
これはもしかしたら、日本人の本質でもあって、何か問題とか、やりたいことがあっても、YesかNoだけじゃなく、自分だけの意見を通そうとするのでもなく、その折衷案って感じになるのかな?
みんなで考えて、みんなが納得できる、そんなふうに折り合いをつけられるよう努力し、導き出した答えを選択する・・・
それが真の強さなんだと思います!
そして、アニメの時代背景から、どろろが夢見る世界も、おそらくそんな世界だと思います。
あとこれは、地獄楽という漫画からも学んだことなんですが、仏教で中道という言葉があります。
どちらにも偏らずっていう感じの意味だったと思うんですが、このアニメにも、どこか似たものを感じて、バランスのきちんととれたベストな状態で、脆くもなく、危うくもない、だから中道を歩くのが人の強い歩み方なのかなと思いました!
こういうふうに考えると、家とか建物って、一本の柱だけでは成り立たないし、ひとつに負荷が集中すると、いつか倒壊しますよね。
次に説明する、この世の原理の本質も、この考え方とまったく同じになります!
地獄楽から学んだ大切こともあるので、興味がある方はどうぞ↓
この世の原理の本質
醍醐の国・・・
その16年間の国の繁栄、豊な人々の暮らし、それらがたった一人の柱に支えられた国。
その柱に集中する重荷の負荷を、一本の柱だけで支えるのは到底無理があったのだと、景光は最後の最後に気づき、自分のした選択、過ちや後悔、色んな想いが瞳からこぼれ落ちていきます。
景光の歩んだ道が、この世の原理から、その本質から離れすぎたために、起こるべくして起こったことなんだと学んだ気がします。
そして、この世の原理の本質とは何なのか・・・
それは”人間”の本質と非常に似ています!!
バランスがとれてる状態、流れや循環、調和がきちんとなされている状態、それが、この世の原理の本質になります!!
先ほどは、人間の精神世界の中での話を書きましたが、僕たちが実際に目にする事象から想像すると、分かりやすいです!
木は根っこがたくさんないと倒れます。
家や建物は、1つの柱がダメになると、他の柱に負荷がいき、いつか倒壊します。
会社でも、一人に仕事が集中すると、その人がいないと駄目になり、その人が辞める、もしくは心が病んでしまうような会社は経営が上手くいかず、いつか倒産します。
山の木を伐りすぎると、土砂崩れが起きます。
たくさん雨が降ると川が氾濫します。
高速道路が込み過ぎると、事故が増えます。
人の悪口ばかり言う人からは、人が離れていきますし、離れたいと思います。
これらの”共通点”は、一点に何かが集中している、天秤がどちらか一方に傾き過ぎていることだと思いませんか?
この状態では物事は絶対に上手くいきません!!
この世の原理から、かけ離れ過ぎているからです!
ね⁉人間の本質に似てるでしょ!!
森羅万象の話でも書きましたが、人間が強く生きる方法も、物事が上手くいく方法も、どちらも同じ原理なんですよね!
だってその中で起こってる現象なんですもん!!
逆もまた然りですね!
この世の原理、流れ・循環・調和をもっと簡単に、想像しやすく説明すると!
血液が流れてないと、人は生きれない。
それが体を循環していないと生きれない。
血液中の栄養素のバランスがきちんとしていないと、病気になって生きれないみたいな感じです!
人間の体の構造からしても、この世の原理をまるパクリしたような形です。
この世界の自然構造もそう!
海から水蒸気が出来て雲になり、水を運んで雨となって大地に降り注ぎ、川となって海へ還る。
そう考えるとすべての魂すらも、時間という流れに乗って、循環し、調和の礎になってるのかもしれませんね!
FF7のライフストリームみたいにw(FF7知らない人はすみません!)
最後にもうひとつ!
生と死、この両方がないと、生命として成り立たない。両方が天秤の上にあるから、バランスが取れている。
鋼の錬金術師の等価交換の法則も、そんな感じでしたよね!
差し出す対価と釣り合ってないと、錬金術は機能しないっていうアレね!
色々書きましたが、この世の原理の本質が、流れ・循環・調和からきているから、その中で生きる人間も、当然それに倣わないと上手くいかないです。
ですが、人間って忘れやすい生き物です!
だから、それを忘れてしまわないように、神仏やこの世の万象、すべてのものに感謝し、祈る。
そして、自分の心を見失わないようにっていう、信仰(軸や標)があるんだと思います!
以上!!この世の原理の本質おわりっ
まとめ
いかがでしたでしょうか!
ちょっと説明するのが難しすぎて、文章ヤバいことになってるかもしれませんがw
最後まで見て頂けてれば嬉しい限りです!
簡単にまとめますと!
- 信仰は軸や標、希望や想い等それぞれの心に在るもののこと
- 人間とは理想や現実、希望と絶望、色んなものの間で迷う強さを持った生き物のこと
- この世の原理の本質は流れ・循環・調和、それらのバランスが成り立っていること
いや~ホントに原作者の手塚治虫さんが凄すぎますよね!
どろろっていう物語の中に、色んなことが上手く凝縮されて、描かれているのがヤバすぎますw
こんだけのことが、このアニメだけで学ばせてもらえるのが!
もし、興味が湧いた方は、ぜひアニメを視聴してみてください!
大切のことが学べるので~!
ではでは!このへんで終わろうと思います!
ありがとうございました~
さんぽ終了~またねっw
コメント