こんにちわ、狛犬と申します!
今回は神ゲーと名高い『ペルソナ5ロイヤル』のクリア後の感想、日本の闇に切り込み過ぎたシナリオと、作中に登場する認知訶学についてお話ししていこうと思います!
この物語は当然フィクションです。
フィクションとは、現実には起きていない出来事を、実在しない世界とキャラを想像し、創作によって生み出された物語を指します。
しかし、人間は絶対に『無』から『有』を生み出すことは出来ません!
それが出来るのは森羅万象という『神』だけで、人間の創造するものには必ず、『モデル』になっているものが存在しているはずです。
このゲームの冒頭では『フィクション』であることを強調し、釘を刺し、それらに同意して初めてゲームを始められます。
そこまでする理由というのが、「日本の闇に切り込み過ぎているからではないか」と感じましたので、その辺りを詳しくお伝え出来たらなと思います!
あと、作中に登場する『認知訶学』についても触れていきたいと思いますので、よろしくです!
ではさっそくどうぞ!
※あくまでも個人の感想と考察になります。確実にモデルになっていると断定するものではありません。ネタバレもありますので、予めご了承ください。

ざっくりあらすじ
主人公の少年はある日、男に言い寄られ、嫌がっていた女性を助けに入りますが、『その男』に濡れ衣を着せられて前科持ちとなり、住んでいた町を離れて転校することになります。
1年間の保護観察処分を受け、居候先の知人、東京・四軒茶屋で喫茶店を『ルブラン』営む、佐倉惣治郎のところへ預けられることになった主人公。
そこから『秀尽高校』に前科持ちということを隠しながら、通っていくことになりますが、そこでも事件に巻き込まれることに。
歪んだ欲望を持つ大人の心が作り出した、『パレス』という異世界に足を踏み込んだことから、『ペルソナ』の能力を覚醒。
主人公とその仲間たちは、その能力を使ってパレスから歪んだ欲望、心(お宝)を盗み出し、改心させていくといった物語です。
全ての元凶のモデルがまさかの『政治家』

さっそくネタバレで申し訳ないのですが、このゲームにおける『精神暴走事件』や、その他起こる問題…
主人公を貶めた物語の核心である重大な黒幕は、『獅童正義』という現職の『国会議員』です!
全ての元凶がまさかの『政治家』なんですよね~!
ゲーム内では『自由共栄党』に所属する議員で、自ら立ち上げた新党は『未来連合』になります。
あくまでもフィクション物語ですが、何がモデルになったのか、丸わかりですよね~
でね、注目したいのはこのシドウの『やり方』です!
- 資金の集め方
- 企業との協力関係
- マスコミや手駒、ハッカーを使った印象操作
- 特捜ともグルで隠蔽・捏造やりたい放題
何度も言います!
あくまでもフィクションですが、元の『モデル』となったものが存在していると考えた場合…
そして、現在進行形でニュースやSNSで見せられる政治家たちの不祥事や、怪しい動き…
この『ペルソナ5』自体の発売時期が2016年頃なんですが、2026年今現在プレイしてみたからこそ分かる類似性!
「すげーな!予言⁉ていうかこれゲームにして大丈夫やったん⁉」って、開発元のアトラスが少し心配になりましたね!
そんなリアルと非常に似ているような気がする、シドウの『やり方』について一つ一つ解説していきます!
マダラメ、カネシロを使った金集め
まずは、お金集めについてです!
シドウは作中に登場する有名画家『班目一流斎』と、裏社会の人間を牛耳る『金城潤矢』を利用して、資金集めをしています。
マダラメからは贋作・盗作で得たお金の一部を受け取る。
カネシロからは、脅迫・恐喝・違法な金銭徴収・ヤクザを使った支配・薬物関連・女性を利用した金儲け等で得たお金を受け取っとっていました。
どちらも、シドウの政治力や、選挙活動を裏から支える協力者です。
リアルでもやっていると断言は出来ませんが、起こってる可能性を完全否定出来ない部分ですね。
企業との協力関係
シドウは『奥村邦和』が経営するオクムラフーズという、『巨大外食チェーン企業』とも協力関係にあり、オクムラがライバル店舗を潰す際の手伝いを、明智吾郎を通じて行っています。
そんなシドウの活動に進んで協力し、自身もシドウを利用して、政界へと足を踏み入れようと考えていたのがオクムラです。
オクムラは、マダラメやカネシロような資金提供だけでなく、政治的なコネや有力者との繋がり、その他協力を提供していました。
その見返りとして、ライバル企業を潰す手伝いをシドウ・明智に頼んでいた構図になります!
ただ、オクムラ自身も政界へ進出しようと考え出したため、シドウにとって邪魔な存在として切り捨てられることとなります。
そのついでに、怪盗団の人気も一気に叩き落すことが出来るので、シドウにとっては一石二鳥だったことでしょう。
この点も、リアルでも普通にありえそうで、企業団体献金や政治的な協力、たとえば指定した党・人物への投票を従業員に強制などがありそうです。
あと、ライバル企業を潰し、自身が経営する巨大外食チェーン企業だけにするというやり方。
これも、大企業にだけお金が回るようにし、中小企業をどんどん潰すような政策を取っている、今の日本政府のやり方に非常に似ています!
明智吾郎やマスコミを使った印象操作
明智吾郎を使った、精神暴走事件、マスコミを使った情報操作と世論操作について。
まず、基本的に精神暴走・停止を実行出来るのは、パレスやメメントスに干渉出来るペルソナ使いの明智吾郎です。
シドウが明智を使って、邪魔者の消去や事件を起こし、明智は明智で表の姿は名探偵。
マスコミに出演し、怪盗団を貶めるような発言や、世論を誘導するような言動を取ります。
そして、シドウはシドウで自身の協力者であるIT企業社長を使い、ハッカー集団『メジエド』を装い、怪盗団を脅迫します。
ただ、怪盗団側には『メジエド』の創設者である、佐倉双葉が加入したことで事なきを得ますが、シドウにとってはどちらに転んでも問題なし。
そのまま何も出来ずに潰れるならそれで結構、この難を乗り越え怪盗団の知名度が一気に上がるなら、自身の選挙活動の追い風とするまでという考えです。
実際に、改心後のオクムラを現実世界で殺し、怪盗団に罪を擦り付けます。
そして、ここぞとばかりに怪盗団に対して何の対策も打てない現政府と、怪盗団を猛烈に批判。
自身の支持率向上に利用するんですよね!
現実でも政策ではなく、批判で支持を集める、マスコミやメディアによる世論誘導、SNSに多額のお金をかけてPRなど、似たようなことが多々あります。
特捜とグル
シドウは特捜も掌握しており、新島冴の上司である特捜部長も飼いならしています。
- 証拠を捏造して事件をシドウ側に都合よく処理する
- シドウの犯罪を警察・司法側から隠蔽する
- 罪を被せるための司法側の協力
上記のような処理をさせているので、シドウが捕まることはまずなく、逆らえば証拠を捏造され、主人公のように犯罪者にされてしまいます。
法や事実に基づいて判決を下すはずの司法が、完全にシドウという政治家の有利となる判決をするんですよね。
これでは法やルールはあってないようなもので、三権分立も機能せず、シドウという独裁者を生むのは当たり前です。
現実ではこの法やルールが、一部の企業や部署が得するようなものに、気が付けば変わっていたりすることが多々あります。
しかもそのタイミングが、タレントや企業の不祥事に被せてくることが多く、まるで怪盗団を利用するシドウのやり方に似ているんですよね!
全ては選挙のため、総理になるために
シドウという政治家の目的は、総理大臣になって日本を支配すること。
自身の気に入らないものは消し、有用なものだけを残す。
そのためなら・・・
- 人を利用する
- 金を集める
- 裏社会と繋がる
- 警察や検察、他の政治家を利用する
- 人を殺す
- 犯罪を他者のせいにする
- 冤罪を被せる
- 世論を操作する
そして、自らの手はほとんど汚さない、用済みになればすぐに切り捨てる完全なる『悪党』です。
もう一度言います!
この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません!
が!!
モデルになっていると思われる構造やシステム、人物や団体はプレイしてると透けて見えてきます!
モデルがあるということは、そこにその対象は”存在”しているわけで、このゲームホントに大丈夫⁉
って、やりすぎ都市伝説並みに、やりすぎでは⁉
と心配になってしまう、そんなゲームでした~!
『認知訶学』というテーマと大衆の『畜生道化』

続きまして、物語における重要な要素『認知訶学』というものをリアルに置き換えながら、お話ししていきます!
作中で登場する『認知訶学』とは、歪んだ欲望で世界を認知することで生み出されるもう一つの現実、『パレス』のことを指します。
そして、歪んだ欲望をそこまで抱えていない、一般市民それぞれが認知している世界の集合体が、大衆のパレスである、『メメントス』という世界です。
その特定のパレス、または大衆のパレス内に干渉して、精神暴走等を引き起こしていたのが、シドウと明智吾郎になります。
しかし、僕達が居る現実では、パレスのような異世界は存在しませんし、ペルソナのような能力もありません。
けれども、『他人の認知に干渉すること』自体は可能なんですよね!
シドウのやり方というのは、パレスを使ったものだけではありません。
マスコミやIT会社、裏社会や大手企業、政治的なコネや、大衆を魅了するカリスマやアイドル的な存在の明智。
そういった手札を使って、大衆の認知を操作するための、『情報』を流すことは可能なんです!
シドウは別に、自ら1人1人に指示とか命令を下していません。
そうなるように仕向けているだけです!
実際にシドウ側が流した様々な情報から、世界を認知し、『自分の判断』と認識しているのは大衆です。
この部分が、非常に高度であり、リアルでも横行している部分です!
これは前回の記事でも書きましたが、大衆の『畜生道化』をしていってるんですよね!
インフルエンサーやSNS、AIが言ったから、それが正しいと世界を認知する…
畜生道とは、自身の頭で考えず、本能やシステムに飼いならされている状態です。
シドウは国民のことを自分に付き従うだけで、ついてくればいいだけの存在として見ています。
ので、大衆の畜生道化は必須で、自分の考えや主張を全面に出してくる存在は邪魔者でしかないですからね~
オクムラを殺したのも、そういうことです。
あとドラゴン桜のドラマで、阿部寛が似たようなことを言ってた気もします、あんまり詳しくないですがww
以上、これらが『認知』の政治利用になります!
この、意図的に他者の認知に干渉してくるのを防ぐために、知っておいて欲しい心理があります。
ゲーム内でも丸喜先生がチラホラ言ってくれているんですが、その辺りをもう少し詳しく掘っていきますね!
人は思い込みで火傷する
まず、人はポジティブな意味でもネガティブな意味でも、心理状態によって身体の状態を変化させることがあります。
これはテレビ番組で見た実験エピソードですが、高温のアイロンを見た後に目隠しをした状態で、冷たい金属を押し当てると、本当に水膨れができ、火傷のような症状が出た事例があります。
逆に、モニタリングなどでは、とある女性に「あれ?なんか痩せた?」と周りの人が言い続けるとどうなるかという実験で、痩せたと言われてから、運動を始めるといた行動を取り始め、実際に痩せるといったエピソードもあります。
これらを、ポジティブな方を『プラセボ効果』、ネガティブな方を『ノセボ効果』と言います。
まさしく、他人の認知へ干渉することで起こしている現象です。
どちらも影響を与えたい人物に、”情報”を与えるだけで、身体的な変化や行動の変化を起こしているんですよね。
この使い分けを利用することで、シドウは大衆を誘導することに成功しています。
流行・トレンドも認知訶学で作れる
先ほど説明したプラセボ効果を使えば、流行やトレンドなども簡単に作ることが出来ます。
そして、インフルエンサーやSNS、タレントなどを使えば、その影響力をグンっと高めることも可能です。
「これはすごく良い商品です!」
↓
「みんなが欲しがっている」
↓
「人気商品らしい」
↓
「じゃあ自分も欲しい」
↓
「さらに人気になる」
という循環や、流行りを意図的に作り出すことが出来ます。
逆も同じ構造で、ノセボ効果を使って行います。
意図的にライバル企業を潰したオクムラのような感じ。
ので!
自分たちが以下に他者から認知の干渉を受け、自分で選んでいるようで、選ばされているのかがよく分かる構図ですね!
プラセボ効果を使って、シドウは自分自身を正義、ノセボ効果を使って、怪盗団や現政権は悪といった風に大衆を誘導したんですよね~
認知訶学を最大限引き出した強キャラ『アーサー・ボイル』
続きまして、良い意味での認知訶学もとい、プラセボ・ノセボ効果の使い方の紹介です。
僕の中で、認知訶学を最大限引き出しているキャラが、他の漫画に居てます!
それが、炎炎ノ消防隊に登場する『アーサー・ボイル』です!
彼はプラセボ効果も、ノセボ効果も、シドウのように使い分けるのではなく、セットで自分に適用しています!
そして、個人的に丸喜先生に目指して欲しかった認知訶学の使い方は、アーサーの使い方です!
アーサーというキャラは、自身は騎士王であるという妄想を通して、世界を認知しています。
そのため、自分に起こる理不尽や不幸なことも、自分主人公の騎士物語には必要不可欠な要素であり、生きることも死ぬことも、全てその妄想を通して世界を認知しているため、楽しめてしまうんですよね!
逆に、丸喜先生は理不尽や不幸で傷ついた人達に起きたことを、起こらなかったことに書き換えた上で、その人が望む理想で世界を認知させるといった、プラセボ効果だけのやり方なんです!
これでは人は成長しません。
丸喜先生が作り出した、理想郷というシステムの中で飼いならされた畜生道です。
人生に起こる幸も不幸も、その人だけもので、他者が干渉していいものではないと、個人的に思います!
周りが不幸だと思っても、本人は不幸と思っていない可能性だってあります。
幸か不幸かを決めるのは、その人自身でなければならないはずです。
なので、認知訶学を真に有効活用するならば、起きたことから目を背けるやり方ではなく、起きたことにどう向き合い、生きるためにどう世界を認知すればいいのかを丸喜先生には説いて欲しかったと思いました~
大事なのは自分自身がどう世界を認知するか

ここまではP5Rの中身とリアルを織り交ぜながらお話ししてきましたが、次はリアルにおける認知について語っていこうと思います!
この『認知』というテーマは、ゲームや異世界の話しだけで終わらせていいものではないです。
- 「SNSで見たから正しい」
- 「みんなが言っているから正しい」
- 「有名な人が言っているから正しい」
- 「テレビで言っていたから正しい」
- 「逆に、嫌いな人が言っているから間違っている」
こういった、自分自身の認知のクセを一度疑ってみてください。
そのうえで、情報を1つずつ分解するというところまで、持っていって欲しいです!
- 複数の情報源を見る
- 事実と意見を分ける
- 自分の先入観を確認する
そういったことを加味した上で、自分なりの認識を作って欲しいんですよね!
それが、認知で人を支配しようとする者達の影響を受けない、『自分の認知を他人に丸ごと預けないこと』が、現実世界での自分の『覚醒』です!
ペルソナとは本来、ビジネスやマーケティングにおける、商品やサービスを利用する『架空の顧客像』を意味します。
その顧客にどういった情報を渡せば、商品購入やサービス利用に動いてくれるのかを考えるときの指標みたいなもんです。
ゲーム内では、シドウが周りの人間にどういった情報を渡せば、自身の望むような行動を取るかといった具合で使ってます。
しかし、主人公達のように覚醒することが出来れば、その悪意を持った影響を受けずに済むはずです!
以上!
いかに、自分自身がどう世界を認知するのかの大切さについてでした~!
まとめ
このゲームも凄かったです!!
というか、攻めすぎているというか、リアルへの皮肉というか、心配になるという点と、『認知』をテーマとして扱っている点で、非常に心に残った神ゲーだなと思います!
もちろんシナリオ以外でも、システムや育成、コープといた交流なども非常に楽しかったです!
僕自身、ペルソナシリーズは初めてプレイしたんですが、他のも気が向いたらプレイしてみようと思います!
以上!!
今回はこの辺で、またね!

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