こんにちは、狛犬と申します!
この記事では『クライシスコア ファイナルファンタジー7 -リユニオン- 』から、ソルジャーの誇りや夢について、あらすじも交えながらお伝えできたらなと思います。
本作の軸になる部分であり、主人公ザックスや、先輩で上司にあたるアンジール、同じくソルジャーであるジェネシスやセフィロスをソルジャーたらしめている部分ですね。
そして、バスターソードと共にクラウドへ受け継がれていくものとなります。
「お前が・・・俺の生きた証」
「なあ・・・俺、英雄になれたかな?」
誇りや夢、友のために戦い、ソルジャーとは何かを自身に問い続けた主人公、ザックス。
ソルジャーの生き様から学ぶことも多くあるので、ストーリーをなぞりながら、語らせてもらおうと思います!
では前置きはこの辺で、さっそくどうぞ!!
※ネタバレ要素あり、未プレイの方は要注意!
第1章|英雄になりたければ夢を持つんだ、そして誇りも…
ザックスはソルジャークラス2ndとして、先輩であり、上司でもあるアンジールと共に任務や訓練の日々を送っていました。
アンジールはソルジャーとしての心構えを何よりも大事にしており、後輩であるザックスに度々言い聞かせます。
「ザックス、夢を持て」
「英雄になりたければ夢を持つんだ、そして誇りも…」
上記のセリフは、訓練後にアンジールがザックスにかけた言葉です。
そして、リアルでも大事な言葉だなと個人的に思っています。
なりたいものがある、目指したい場所がある、そのために頑張るんだ、頑張れるんだということを忘れないための言葉です。
夢や誇りがあるから、辛く、苦しい現実とも戦っていくことができるんだという、人間の強さを表すセリフですね。
ソルジャーが”闘うべき相手”であり、手にすべき己の武器が、”夢や誇り”ということです。
そんな言葉をかけてくれ、面倒見もよくて人格者であり、ソルジャーとしても人としても尊敬できるアンジールのことをザックスは慕っていました。
しかし、ある事件をきっかけにアンジールが会社を裏切り、失踪してしまうこととなります。
第2章|俺たちはモンスターだ
ウータイ作戦行動中に、大量のソルジャーを引き連れて失踪した、ソルジャークラス1stのジェネシス。
彼の任務の引継ぎと、事件の真相を探るためにウータイへと向かったザックスとアンジール。
その作戦の最中、謎の集団と戦うことになり、今度はアンジールまでもが姿を消してしまいます。
しかし、あとから駆け付けたセフィロスに、アンジールも森羅を裏切ったのだと聞かされます。
あのアンジールが自分を裏切ったりしないと信じないザックス。
後日、タークスのツォンと共に二人の故郷に出向いたザックスは、アンジールの母親に出会い、ジェネシスが村人を殲滅したこと。
アンジールが帰ってきていることを聞かされます。
そして、村のはずれにある工場でジェネシスと遭遇。
ジェネシスは連れてきたソルジャーとモンスターを媒介に、自身のコピーである『ジェネシス・コピー』を作っていました。
そこにアンジールも登場し、二人は工場を出ていきます。
再びアンジールの家に向かうと、亡くなっているアンジールの母親と、バスターソードを握りしめたまま立つアンジールを発見。
怒りを露わにするザックスの前にジェネシスが現れ、召喚獣を使って立ち去っていくアンジールの追跡を妨害。
無事に召喚獣に勝利したザックスはジェネシスに、「こんなことに召喚獣を使うなよ!誇りや夢はどうした⁉」と問い詰めます。
しかし、帰ってきた返事はザックスの望むものではありませんでした。
「俺たちはモンスターだ、誇りも夢も失くしてしまった」
片翼の翼を広げ、どこかへと飛び去っていきます。
このセリフは意味は、ジェネシスたちはすでに道を踏み外しており、外道というモンスターになっていることを指しています。
しかし、”何が”ジェネシスとアンジールをそうさせてしまったのか?
それが分からず、”ソルジャーとは何か”というしこりだけが、ザックスの中に残ってしまいます。
第3章|天使の夢はひとつだけ
ジェネシスとアンジールが姿をくらまして数日後、ザックスはソルジャークラス1stに昇進。
しかし、素直に喜ぶことができないザックスに、ソルジャー統括のラザードから、会社がジェネシスとアンジールの抹殺を決定したと知らされます。
動揺するザックスをよそに、突然森羅カンパニーの警報が鳴り響き、ジェネシス軍団の奇襲を受けます。
会社と八番街のジェネシス軍団を退けたザックスに、セフィロスからアンジールの目撃情報と抹殺に失敗しようという提案を受け、五番魔晄炉で合流することに。
そこで、アンジールコピーのモンスターと遭遇。
さらに奥へと進んでいくと、何者かが利用している研究室を発見します。
そこに現れたのは宝条博士との権威争いに敗れ、会社に復讐しようとするホランダーと、ホランダーが発案したプロジェクト・Gから生み出されたジェネシス。
プロジェクト・Gから生み出された通称G系ソルジャーには、劣化現象という症状が現れ、それを止める方法知っているホランダーと協力関係になっていました。
(劣化現象とは、本体であるオリジナルから細胞を分け与えてコピーを作るかわりに、オリジナルの細胞が失われ劣化するという感じ)
ホランダーを逃がそうとするジェネシス。
セフィロスに捕縛するように命じられたザックスはホランダーを追いかけますが、そこにアンジールが現れます。
白い翼を広げて現れたアンジールは、自身はモンスターになってしまったと語り、モンスターの目的は復讐か世界征服しか思いつかないと嘆きます。
アンジールもまた、プロジェクト・Gから生み出されたソルジャーでした。
そんなアンジールに、翼はモンスターの証ではないと訴えるザックス。
ではこの翼は何なのだと聞くアンジールに、ザックスは「天使の翼」と答えます。
天使の目的とは何なのか?
自分はどんな夢を見ればいいのか?
「天使の夢はひとつだけ…人間になりたい」
ソルジャー(人間)として誇りや夢を持つこと、その心構えを何よりも大事にしていたアンジール。
そんな自分が最初から、誇りや夢を持つ以前のモンスターであったのだと知ったアンジールの心中は計り知れません。
これらが、アンジールやジェネシスをモンスターにしてしまった理由です。
願いを聞き、反論できないザックスは、それでもアンジールと戦うことを拒否し、ミッドガルの下へと落とされてしまいます。
どうすれば救ってあげることができるのか?
その答えが分からないまま・・・
ここまでが、ストーリー前半ぐらいまでのあらすじです!
序盤では、人の強さと弱さを教えてくれているんですよね~
人というのは、希望や願いと、その望みを絶ってしまう絶望との”間”で戦っている生き物です。
希望や願いがあるから現実と戦えるのに、それが無くなると一気に絶望へと傾いて、道を踏み外します。
それがアンジールとジェネシスなんですよね~
そしてゲーム中盤以降では、その”間”で答えを探し求めて戦うザックスの姿が描かれていきます!
第4章|この空なら…
「もしもーし!」
ミッドガルからスラムの教会に落下し、エアリスという少女の呼びかけで目を覚まします。
彼女は教会のわずかな隙間から漏れる、木漏れ日に咲く花の手入れをしている際に、ザックスが降ってきたと状況を説明。
助けてくれたお礼に、デート1回と誘うザックスでしたが、軽くスルーされます。
ミッドガルへ戻るのにスラムを抜けていく必要があり、エアリスが道案内してくれることに。
その道中、モンスターに遭遇しますが、ソルジャーであるザックスは余裕で撃退。
ザックスの強さに関心するエアリスでしたが、ザックスはソルジャーである自分の強さをモンスターのようだと漏らします。
そして、マーケットにたどり着いた二人。
ザックスは息苦しさを感じ、その理由が空がないからだと気付きます。
するとエアリスは「空なんてなくていい」と語り、自分は普通じゃないと話します。
「空、怖いんだ、吸い込まれそうで」
そんなエアリスにザックスは、いつかキレイな空を見せてやると元気づけます。
その後、ブルーノという少年とひと悶着ありますが、無事に解決し、エアリスへのお礼としてリボンをプレゼントしたザックス。
エアリスからの誘いもあって、公園へと向かうことになります。
第4章-1|戦うこと大好きなんだよ…
公園へと到着したエアリスとザックス。
するとエアリスから、ソルジャーに会ったことはあるかと質問されます。
突然の質問に困惑するザックスでしたが、エアリスは続けます。
子供たちの憧れであり、ヒーローでもあるソルジャー。
特別な手術を受けるというソルジャーのことを普通じゃないと語るエアリス。
ソルジャーは幸せなのかと疑問に思い、普通が一番幸せと語り、そして怖いと話します。
「戦うこと、大好きなんだよ…」
ザックスの中でも、ソルジャーという存在が揺らいでいるのを感じながら、エアリスに正体を明かします。
さすがに悪いと思い、すぐさま謝罪するエアリス。
否定する材料を持ち合わせていないザックスは、言葉が出てきません。
「キレイ」
ポツリと漏らしたエアリスの一言に、顔のことかと聞き返すザックスですが、瞳と答えるエアリス。
さっきまでの雰囲気を壊すように、瞳の色がソルジャーの証であること、空みたいな色であることを茶化しながら教えます。
「うん、この空なら怖くない」
二人の雰囲気が和らぐ中、セフィロスから森羅ビルが襲われており、すぐに戻るようにと連絡が入り、急遽会社へ急ぐのでした。
第4章-2|バスターソードが共にある限り…
会社に向かい、ジェネシス軍を撃退する中、突然アンジールが現れ、力を貸してくれと言ってきます。
アンジールに真意を問いますが、返ってきた答えは自分でも分からないというもの。
しかし、どんな状況であろうとも、バスターソードが共にある限り、誇りを持たねばならないということ。
戦うべき相手は”世を苦しめるもの全て”だと語り、自身が再び”飛び立つべき空”を見つけたアンジール。
想いを聞いたザックスは力になることを決意します。
ジェネシスを止めるため、アンジールと共にザックスは戦いますが、またしても召喚獣に阻まれ、逃げられてしまいます。
ジェネシスの後を追っていったアンジールは、ザックスにホランダーとジェネシスがモデオヘイムにいることを告げ、再び別れることに。
そして、ツォンやFF7の主人公であるクラウドと共に、モデオヘイムへ訪れます。
ザックスとクラウドは、共に田舎の出身であることから意気投合、二人は友達へ。
二人を中心にモデオヘイムを進んでいくと工場を見つけ、中でホランダーに剣を突き付けるジェネシスと遭遇。
逃げていくホランダーをクラウドに任せ、ザックスはジェネシスと戦うことになります。
無事に勝利したザックスはクラウドたちの後を追いますが、負傷しているクラウドやツォンを発見。
ツォンからアンジールが待っていること、ホランダーを確保するようにと言われ、先へと向かいます。
第4章-3|継承「誇りを忘れるな」
アンジールの元にたどり着いたザックス。
ジェネシスとは自分が戦うべきだったと語るアンジールに、ザックスは軽い愚痴を漏らします。
すると突然剣を向けられ、今度はザックスの番だと語り、襲い掛かってくるアンジール。
困惑するザックスの前にホランダーが現れます。
アンジールは同じG系ソルジャーでもジェネシスとは違い、他者に細胞を分け与えるだけでなく、自身に取り込むことも可能だということが判明。
双方向コピーという、ジェノバの力を正しく引き継いだアンジールは、自身は劣化現象もない完璧なモンスターであることを理解します。
「俺自身が俺を苦しめる」
世を苦しめるもの全てと戦うと約束したザックスに、自身の能力を見せ、戦わせるように仕向けます。
そして、暴走するアンジールを倒したザックスに「よくやった」と言い残し、バスターソードと誇りを託して逝ってしまったアンジール。
アンジールとの思い出、貰った言葉と託された想いを胸にしまうザックスと共に、アンジールが飛び立って逝った”空”も泣いているのでした。
第5章|一個だけアドヴァイス、いや、命令だ
時は流れ、先輩ソルジャーとして新人の前に立っていたザックス。
バスターソードを手にしながら、自身がそうしてもらったように、新人たちに声をかけます。
「一個だけアドヴァイス、いや、命令だ」
「夢を抱きしめろ、そしてどんな時でも、ソルジャーの誇りは手放すな」
個人的に、受けた恩をその人に返すことが出来なくても、次の世代に同じように接していくザックスの姿に胸を打たれるものがありましたね。
ここで場面は切り替わり、休暇を取っていたザックスの元に、再びジェネシスコピーが現れます。
同時刻、会社に引き渡したホランダーを収監しているジュノンが襲撃されていると報告を受け、休暇を切り上げ向かうことに。
しかし、あと少しのところでホランダーを逃がしてしまいます。
再び世界各地でジェネシスコピーが活動し始め、地方の魔晄炉ではモンスターが大量発生。
問題が次々と浮上する中、ジェネシスがまだ生きているかもしれないという可能性が出てきます。
そう、事件はまだ終わっていないのでした。
そしてザックスはセフィロスやクラウドと共に、魔晄炉があるニブルヘイムへと訪れることに。
村でガイドを務めるティファの案内で、魔晄炉に向かう一行。
魔晄炉を調査している際に、ジェノバと書かれたプレート、ポッドの中にいる異形の数々を発見します。
自身の存在に疑問を抱いていたセフィロスが困惑する中、劣化が侵攻したジェネシスが現れます。
細胞を分けてくれと話すジェネシスに、逡巡するセフィロス。
ジェノバ・プロジェクトGから生み出された一方向コピーであるジェネシスは、オリジナルからの一切の拡散がない純粋な細胞…
つまりはセフィロスの細胞を取り込むことで劣化を治そうと考えます。
しかし交渉は失敗し、またもや姿をくらますジェネシス。
この一件以降、セフィロス森羅屋敷に閉じこもり、ジェノバ・プロジェクトの発案者、ガスト博士が残した資料を読み漁る日々が始まります。
第5章-1|オレもソルジャーだったらな・・・
ジェネシス襲来時にティファをかばって怪我を負ったクラウド。
故郷へと帰ってきたクラウドですが、ソルジャーになると言って村から飛び出したにもかかわらず、一般兵のまま帰郷したことに負い目を感じ、正体を隠して任務についていました。
そんな中、ティファが案内人としてクラウドたちと同行することになりますが、危険が迫った際には盾なることしか出来ず、自身の無力さを嘆きます。
クラウドにはソルジャーに必要な精神力が欠けており、魔晄に対する耐性がなかったため、一般兵に身を置いていました。
「俺もソルジャーだったらな・・・」
そんなクラウドが零した呟きに、「ソルジャーはモンスターみたいなもんだ、やめとけ」と忠告するザックスなのでした。
第5章-2|何が起こってる、敵は誰だ?んなぁこたぁどうでもいいんだよ!!
再び現れ、劣化が侵攻したジェネシス。
発見してしまったモンスターが生み出される過程。
母はジェノバと語るセフィロス。
“ソルジャー”とは何か?
ソルジャーに対する疑念、それらが再燃する中呟いたクラウドの一言に、ついつい反発的に返してしまうザックス。
ザックスは自身でも整理がつかない気持ちを、ソルジャーに憧れるクラウドに漏らすのでした。
「俺はソルジャーだから、戦っていればいいんだ」
「何が起こってる、敵は誰だ?んなぁこたぁどうでもいいんだよ!!」
バスターソードを握りしめ、自身の胸の内を明かすザックス。
するとクラウドが、剣を見てこう漏らします。
「なあザックス、その剣すごいよな、憧れるよ」
その言葉を聞いた瞬間、アンジールとの思い出が蘇り、かつて彼がどういう信念を持って、何と戦っていたのかを思い出します。
この部分は個人的に熱いシーンだと思います!
英雄になりたければ夢を持つこと、そして、どんな時でもソルジャーの誇りを手放してはいけないんだということ。
ザックスが見失いかけたものを、かつての自分と同じ夢を持っていたクラウドが気付かせてくれる描写は良いですね~!
原点がいかに大事であるのかを教えてくれているシーンでした!
第6章|約束ない明日であろうと、君の立つ場所に必ず舞い戻ろう
資料を読み漁り、自身の出生の秘密を知ったセフィロスが狂い始め、事件発生。
セフィロスの手によって、炎の海と化したニブルヘイム。
彼が犯人だと聞いたザックスは、セフィロスを追いかけて魔晄炉に向かいます。
しかし、セフィロスはもう、ザックスの知っているセフィロスではありませんでした。
ザックスは善戦しますが、やはり元英雄。
その圧倒的な力の前に敗れてしまいます。
「母さん、一緒にこの星を取り戻そうよ」
ザックスを退け、母との再会に浸る中、駆け付けたクラウドに致命的な傷を負わされるセフィロスでしたが、反撃でクラウドを串刺しにします。
ですが、クラウドは自身のポテンシャルを発揮し、セフィロスを刀ごと持ち上げて魔晄炉へと叩き落します。
見事、セフィロスを倒したクラウドに「よくやった」と呟き、共に意識を失うザックス。
薄れゆく意識の中、ザックスとクラウドは宝条に捉えられ、セフィロス・コピーの実験体として魔晄漬けにされたあげく、ジェノバ細胞を埋め込まれ、永い眠りにつくのでした。
第6章-1|ささやかな希望…
目を覚ますと森羅屋敷の地下室、魔晄カプセルの中にいたザックス。
あやふやな意識の中、アンジールの夢を見たことで意識が覚醒し、カプセルから脱出します。
同じく魔晄漬けにされていたクラウドを救出し、共に追手を振り切り、ニブルヘイムから脱出。
ふとミッドガルを旅立つ前に、エアリスからもらった23個あるささやかな希望が書かれたメモを開きます。
そこに書かれていた願いは一つでした。
「もっと一緒にいたいです…」
ザックスはクラウドを連れて、エアリスが待っているミッドガルへ戻ることを決意。
しかし、ザックスたちの置かれた状況が、それを簡単には許してくれないのでした。
執拗に追ってくる森羅を躱しながら、ザックスたちの前に現れたのは、劣化が侵攻したジェネシス。
ジェネシスは、ザックスとクラウドが実験体にされ、セフィロス・コピーとしてジェノバ細胞を埋め込まれていることを告げます。
セフィロスがいなくなった今、ジェネシスにとって劣化を食い止める僅かな希望は、ザックスとクラウドなのでした。
そして、二人の細胞を奪おうと、度々接触してきます。
その道中、生き延びるために自身の体にジェネシス細胞を取り込んだホランダー。
失踪して消えたはずのソルジャー元統括、ラザードがアンジール・コピーとなって現れます。
ラザードは元々、森羅に強い恨みを持っていましたが、アンジール・コピーとなったことで、「世界を救いたい」と思うように。
ザックスは、それがアンジールなんだとラザードに伝えると同時に、アンジールとの約束、「世を苦しめるもの全て戦う」ということを思い出します。
ジェネシスは今も苦しんでいる…
ザックスは長く続いたジェネシスと戦いに終止符を打つため、彼のかつての故郷、今はライフストリームに呑まれつつあるバノーラ村へと、クラウドとラザード共にに向かいます。
ジェネシスを救うために…
第6章-2|もっと聞かせろよ、言葉を捨てるなよ、モンスターになりきってんじゃねーよ!
バノーラ村に着いたザックスは、ジェネシスを探して辺りの散策していると、かつてジェネシスが思い描いていた”本当の夢”が書かれた日記を発見。
いつの日か、英雄セフィロスに自身が作ったバカリンゴ、『バノーラ・ホワイト』を食べてもらいたいという、ただそれだけの夢…
そして、様々な想いや夢、意思を託され触れてきたザックスはついにジェネシスと対峙します。
「約束のない明日であろうと、君の立つ場所に必ず舞い戻ろう…」
「お前はセフィロスの一部をその身に宿し、アンジールの意思を受け継ぐ…これで親友の再開は果たされたわけだ」
ザックスはジェネシスと戦うためではなく、救いにきたんだと告げますが、聞く耳を持ちません。
そして、話しを終えたジェネシスは女神像に剣をかざし、異形の姿へと変貌していきます。
「もっと聞かせろよ、言葉を捨てるなよ、モンスターになりきってんじゃねーよ!」
全てを捨てて、モンスターになろうとするジェネシスを止めるため、ザックスとジェネシスの最終決戦が開始。
見事、モンスター姿のジェネシスを打ち破り、元の姿に戻りますが、それでも戦うことを止めようしないジェネシス。
「戦え…!ソルジャークラス1st、ザックス!!」
最後は人の姿で言葉を発し、ソルジャーとして戦うためなのか、剣を交えることになります。
ここも個人的に熱いシーンだと思います!
ラブレスになぞらえるのではなく、セフィロスとアンジールの影を重ねるでもなく、ザックス自身を初めてジェネシスが認めたシーンです!
と同時に!
ジェネシスを救い出した瞬間でもありましたね!
そして、ソルジャー同士の戦いはザックスの勝利で幕を閉じるのでした。
第6章-3|夢が叶った
ジェネシスを倒したザックスは彼を抱え、クラウドとラザードの元に戻ります。
すると傷ついたラザードと、彼と共に森羅の追手と戦ってくれていたアンジール・コピーが瀕死の状態で待っていました。
そして、ジェネシスの本当の願いを叶えようと、みんなでバカリンゴを食べようと口にするザックス。
「うまいか?」
意識が残っていたジェネシスにそう聞かれ、頷くザックスに「夢がかなった」と言い残します。
個人的に、何とも言えない気持ちにさせられた場面ですね~
アンジール姿のラザード、アンジールの意思とセフィロスの細胞をその身に受け継ぐザックスとクラウド。
本物ではないにしろ、女神の贈り物だと言い、満足気に瞳を閉じたジェネシスに、悲しいような、良かったねと言いたいような、よく分からない感情にさせられました。
約束をしたわけではない…
ただ、親友と英雄セフィロス、二人と一緒にバカリンゴを食べたかっただけの、なんて事のない明日という場所を願ったジェネシス。
そう考えると、切なくなるシーンでしたね。
そして、切なさを加速させるかのように、ラザードとエアリスを守っていたアンジール・コピーは星に還っていきます。
そのとき、エアリスが出した最後の手紙を受け取ることに。
手紙を読んだザックスは初めて4年以上の月日が経っていることに気付き、再びエアリスと再会すること固く決意。
「君の立つ場所に必ず舞い戻ろう…」
エアリスのところに帰るため、クラウドと共にミッドガルを目指すのでした。
第7章|お前が俺の生きた証×俺がお前の生きた証
ミッドガルを目指すザックスとクラウドでしたが、森羅の追手に捕まります。
多勢に無勢、大規模な軍を動かし、ミッドガル目前にして二人の行く手を阻む森羅軍。
その間も決してクラウドを見捨てず、共に戻ってきたザックスでしたが、単身で軍と戦うことになります。
「ったくよー、自由の代償は高いぜ」
「夢を抱きしめろ、そしてどんな時でも、ソルジャーの誇りは手放すな!」
「いらっしゃいませー!」
最期までソルジャーとして誇りを手放さず、しかし、死闘の果てに倒れてしまったザックス。
辛うじて意識を取り戻したクラウドは、朦朧とする意識の中、ザックスの元へと這いずります。
クラウドが来たことに気付いたザックスは、最後の力を振り絞り、自身の誇りや夢、生きる理由や希望、その全てをクラウドへ託します。
「俺の分まで、お前が生きる…」
「お前が俺の生きた証」
「俺の誇りや夢、全部やる」
バスターソードを手渡され、静かに眠りへとつくザックス。
意識が完全ではないクラウドでしたが、おぼろげな記憶の中で、ザックスが自分にしてくれたこと…
命を繋いで”託してくれたもの”を理解し、泣き叫ぶ空へと絶叫します。
「ありがとう、忘れない」
「おやすみ、ザックス…」
そして泣き止んだ空の下を、バスターソードを手にザックスに別れを告げ、再び歩き出していくクラウドなのでした。
まとめ|”人”それぞれの誇りや夢を手放すな…‼
ホント久々に記事を書きました!!
そろそろ書いとかないと、本当に大切なことを忘れてしまいそうでww
そのうちの一つが今回のテーマである、『誇りや夢』です。
僕の中でソルジャーとは、人間そのものを表しています。
目指したい理想や夢、そこに少しでも近づくために、現実や自身と闘う者たちがソルジャーです!
戦う理由は一人一人違いますが、誇りや夢を手放してはいけないのは、みんな一緒だと思います。
それらを、物語を通して教えてくれているのが、クライシスコアなんですよね~
以上!!長々と長文失礼しました~
誇りや夢を手放していけない理由についてでした~!
「夢を抱きしめろ、そして、どんな時でも人それぞれの誇りは手放すな!!」
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