『鬼滅の刃』透き通る世界と日の呼吸について!実在するものから考察!!

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こんちわっ!狛犬と申します!

今回の記事は漫画『鬼滅の刃』より、作中最強の剣士「継国縁壱」が扱う”呼吸””透き通る世界”について、現実に実在するものから考察していこうという趣旨の記事になります!

ちなみに現実世界のものとは、以下の事柄になります!

【水・水泳・木炭・酸素・圧力】

僕の中ではこの五つの要素が、縁壱が使う”始まりの呼吸”に深く関係してくると思っているからです!!

あと、”日輪刀”と”黒刀”、”赫刀”についても触れたいと思うのでよろしくお願いします!

では挨拶はこの辺で!さっそくどうぞ!!(※ネタバレ要素、個人の見解あり)

引用元:『鬼滅の刃』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト (shonenjump.com)さんより

”透き通る世界”と”日の呼吸”

まず始めに”透き通る世界”と”日の呼吸”について、軽く説明!

”透き通る世界”とは意識が宙に浮いて、時間が止まったような、究極の集中状態のことになります。

状況や事柄、その場の要素などを考えて動くというより、”見える”という感覚に近い状態のことを指しています。

スポーツ選手でいうところの”ゾーン”であり、仏教的にいえば”悟りの世界”のようなものだと思ってください。

そして、鬼滅の刃でそれらの状態は”至高の領域””透き通る世界”と呼ばれています。

この状態では、相手の体を透過した状態で捉えることが可能であり、筋肉の動きや内臓の位置などを把握でき、相手の動きを先読みすることもできます。

縁壱は幼少期からこの世界が見えていたため、肉体をどう動かせば”力”を発揮できるのかが分かっていたんですね。

その動かし方、酸素の取り入れ方から、それを全身に巡らし、爆発的な力を発揮する方法が”呼吸”と言われるものになります。

そしてラスボス「鬼舞辻無惨」と出会い、”透き通る世界”で心臓が7つ、脳が5つということを見抜き、それらを全て破壊するために生まれたのが”日の呼吸”です。

12からなる”型”をすべて繋ぎ、12個ある無残の主要部位を全て破壊し、無残を葬り去ることで完成するのが13の”型”であり、”日の呼吸”ということです。

水と水泳「ヒノカミ神楽」

ここからはリアルにあるものからの考察です!

まず主人公「竈門炭治郎」が、”日の呼吸”の体質にも関わらず、”水の呼吸”から始まった理由から考察していこうと思います。

そもそも”日の呼吸”を扱える者が存在せず、無惨が可能性になりえるものを隠滅していたからなんですが、それだけでなく、縁壱も始めは水のイメージから呼吸を生み出していると思うからになります!

縁壱は”透き通る世界”から、”呼吸”や今の”型”を作ったわけですが、この”透き通る”というワードが”水”のイメージです。

水というのは、流れて循環していないと、淀んで腐っていきます。

逆に正しく流れている水は透き通っていますよね?

ですので”日の呼吸”とは”循環の型”ということになります!

その”流れ”を止めてしまわないことに、重きを置いた型とも言えるんです!

炭治郎が”水の呼吸”から始まったのは、こういう理由も絡んでいると思います!

そして「ヒノカミ神楽」についても同様のことが言えると思います。

炭治郎の父「炭十郎」が病状が悪いのにも関わらず、舞を踊り続けることが出来たのは”正しい呼吸”のやり方を知っていたからなんですね。

この”正しい呼吸”のやり方は水泳でいう、”息継ぎ”のことを指しているんだと思います!

息継ぎのコツは水中でしっかりと息を吐きだし、顔を上げた瞬間にバッと息を吸い込むことです。

ですが、以外とやってしまいがちなのが、水中で息を止めてしまうこと、と言われています。

炭治郎もこの失敗をやらかしています!

それが上弦の陸「堕鬼戦」になります!!

「お兄ちゃん息をして!」という声に救われているんですが、水泳でいうところの、息継ぎをしない状態で戦っているのと同じなんですね!

これでは長い距離を泳ぐことは出来ませんよね!

だから”正しい呼吸”が大事ということです。

そして、息継ぎには”リズム”も大事ですよね!

もう何が言いたいのか分かると思いますが、”舞”もリズムが必要です!

「ヒノカミ神楽」とは、日の呼吸を体得しやすいように”舞”として作られ、継承されてきたということです!!

『水と流れ、水泳と息継ぎ、そして舞』

以上が、炭治郎が”水の呼吸”から始まったと思う理由でした~!

木炭と玉鋼「黒刀と日輪刀」

続きまして、鬼を倒すのに必要不可欠な刀「日輪刀」と、炭治郎や縁壱が扱う「黒刀」についての考察になります!

日輪刀の材料は、日の光が当たり続ける土地にあるという、特殊の玉鋼になります。

それを用いて刀を作り、各々が手にしたときに一番自分の性質とあった呼吸の型と、同じ色へと変わることから「色変わりの刀」とも呼ばれています。

日輪とは、太陽に薄い雲がかかったときなどに「周囲に見られる光の輪や、虹が現れる現象」のことを指します。

そして虹色、色とは、さまざまな色を混ぜ合わせることで”黒”へと変色しますよね!

黒刀へと色が変わる者とは、全ての色、全ての呼吸に精通している者が手にすると、変色する色ということになります!!

実際に炭治郎は作中で、水・日・雷のような複数の呼吸、もしくはそれに近いものを使って鬼と戦っていましたよね?

”始まりの呼吸”から派生した呼吸というのは、そこから一番自分の色(性質)に近いものを抽出しただけっていうことです。

”始まりの剣士”である縁壱が扱う刀が”黒”なのは、そういうことなんです!

全ての色の集合体であり、全ての呼吸に通ずる力を発揮する色だ、ということです。

その色に呼吸という酸素を取り込み、日のごとく真っ赤に染め上げたものが”赫刀”になります!

そして黒刀の性質は、木炭と非常に似ています!!

木炭・・・いわゆる”炭”とは、着火すると無炎燃焼します。

その構造は、炭素:C(炭)と酸素:O2(酸素)の酸化反応で発熱し、燃焼します。

この図式に当てはめると、黒刀に呼吸という型で、酸素を燃焼させたものが”赫刀”になる、というわけです!

炭治郎が炭焼きをしていたのには、こういう理由も絡んでたんだと思います!

以上!「黒刀」「日輪刀」についてでした!!

酸素と圧力「痣者」

次は「痣」についてなんですが、黒刀と木炭の性質と同じものになります!

バーベキューなどの炭を使う時に、口で吹いて酸素を送って赤くする、なんて遊びやったことないですかね?

そのときって全体的に赤くなるっていうより、部分的に赤くなることが多かった印象があるんですが、これって「痣」に似ていませんか?

「痣」の者が一人で出ると、別の者にも火が燃え移るように「痣」が出現していきます。

一つの木炭に火が付けば、周りも呼応するように火が付いていきますよね!

それと同じ原理だと思うんですよね!

そして、”炭火”の最大の特徴は”遠赤外線”になります!!

これは太陽光線にも含まれる物の一種で、まさに鬼の最大の弱点をつく要素になるんですよね。

それとは逆に、人体に対しては有効になるものでもあります。

お灸治療なんて、まさにその類になります。

遠赤外線の効果は体の血行やリンパの流れを良くし、疲労回復や血液循環の促進といった作用が期待でき、熱がしっかりと伝わるとされています。

炭治郎曰く「熱が出ているときはホントに調子が良いんだ」とのことなんですが、このことを指しているからなんだと思います。

そして、熱が伝わりやすくするもう一つの要素が”圧力”です!!

熱とは、圧力が高くなると気体分子同士が接近し、衝突しやすくなるため、熱も伝わりやすくなります。

万力の握力」で以って、無一郎が”赫刀”にしたのも、悲鳴嶼さんが「自身の武器を衝突」させて”赫刀”にしたのも同じ原理だということになります!!

以上!”炭火”「痣」酸素圧力についてでした~!

まとめ「無惨を倒すべく生まれた技術」

出典:「鬼滅の刃」原作 第15巻より

無惨を倒すためだけに生まれた技術をまとめていきますと!

  • 透き通る世界から、呼吸や肉体の動かした方が見出された
  • 水の流れ、透き通っている様から、循環の型、日の呼吸が生まれた
  • ヒノカミ神楽とは、正しい呼吸やリズムを身に着け、日の呼吸を体得しやすいように作られた舞
  • 黒刀とは、日輪の色、全ての色の系統を扱える性質を持った者が変色する刀のこと
  • 赫刀・痣とは、酸素と圧力などを用いた、遠赤外線を生み出す燃焼現象のこと

ホント簡単にまとめちゃうと、大体こんな感じになります!!

これらの技術と想いを何百年と繋いで叩き上げ、鬼滅の刃と成し、見事無惨を滅したというわけですね!

全ての漫画はリアルに通ずるものがあると思っているので、こういう考察の仕方は個人的にとても面白いし、記事を書きながら色々調べるんですけど、学びがあって楽しいです!

以上!

リアルにあるものから考察してみた、僕の考えでした~!

では今回はこの辺で、またねー!

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